テレビに出演する芸能人や司会者たちの年収が高いのはつとに知られているが、知名度ほど儲からないのが俳優・女優陣だ。
「どんなに売れっ子でも連続ドラマは原則1クール1本しかでられず、映画主演といっても数か月拘束されてギャラは300万円が基本。超大物俳優でも1000万円はいかないといわれる。CMが決まるかどうかが勝負の分かれ目ですね」(広告代理店関係者)
昨年のドラマ『半沢直樹』(TBS系)で一世風靡した堺雅人のギャラは1話200万円。全10話で2000万円の計算だ。
「堺の昨年度の年収は約4500万円。ただ、『半沢直樹』の大ブレイクで今は1話400万円に高騰。さらにソフトバンクなどCM出演が激増し、今年は1億円の大台は軽く超えるでしょう」(芸能関係者)
女優の勝ち組は、ドラマもCMもひっぱりだこの石原さとみ。CM契約は9社あり、ギャラは1本(年間)2500万~3000万円。
「石原は濡れ場が話題になった月9ドラマ『失恋ショコラティエ』(フジテレビ系)などここ最近はコンスタントに1年に2本の連ドラ出演をしています。
年1本ペースの映画出演も加えると年間約3億円の稼ぎ。石原の事務所は事務所サイドの取り分が大きいので、石原個人の年収は1億円いかないくらいでしょう」(事務所関係者)
※週刊ポスト2014年5月9・16日号