日本人がメジャーでプレーすることも珍しくない時代になった。2012年からマリナーズに所属する岩隈久志は昨年のサイ・ヤング賞投票でダルビッシュ有に次ぐ3位となり、今季も大いに期待されている。しかし自主トレ中に右手中指を痛め、開幕から故障者リスト入りするなどして出遅れた。5月3日(日本時間4日)のアストロズ戦での今季初登板が決まり、1か月遅れでようやく開幕にこぎつけた。
もちろん、開幕出遅れはマリナーズにとっても痛手だったはずだが、その一方で、プラスにとらえる向きもあるという。マリナーズ番記者は語る。
「岩隈は今のマリナーズにとって、ポストシーズン進出にはどうしても必要な投手。彼はスタミナ面で不安を抱えていただけに、開幕が1か月遅れたことはむしろプラスに作用すると信じたい」
※週刊ポスト2014年5月9・16日号