50歳オーバーの男性限定で好きな「美熟女優」を聞くと、鶴田真由(44)や石田ゆり子(44)、夏川結衣(45)といった40代女優の名が多く挙がってくるが、30代にも、中高年の眼鏡にかなう成熟した女性は揃っている。
板谷由夏(38)は、密かにシニア男性から人気を集めている。
「報道番組にも挑戦して知性派女優というイメージだけど、映画『欲望』での激しい情事シーンは目に焼き付いている。『アウトレイジ』で、ビートたけしの情婦役をやってたのも良かったね。ツンとすました雰囲気で一見冷たそうなんだけど、あの顔が快感に歪むところを見てみたい」(59・会社役員)
田中美里(37)も、同じくクール・ビューティタイプの女優。
「見た目はそうなんだけど、石川県の金沢出身ということもあってか、話し方はどこかはんなりしているんだよね。着物が似合うタイプだと思う。襦袢姿の彼女を押し倒すことができたら、もう人生悔いはないかな」(65・中小企業重役)
ごくまれにではあるが、万人が認める「美女」ではないタイプが、男を引き寄せる場合もある。コラムニストの亀和田武氏は、意外な女優を推す。
「『あまちゃん』(NHK)で、観光協会の職員だった安藤玉恵(37)がどうしても気になっちゃうんですよね。一時いい仲になった小池徹平に胸を押しつけて恋人っぽさをアピールするあの感じ、妙にリアルな艶めかしさがあって……。ちょっと酔った勢いで間違いを犯してしまいそうなタイプ。つい引き込まれてしまう。
あとは松たか子(36)に、内山理名(32)も気になる。清楚なんだけど、目の奥に情念というか、現状に満足してない暗さが見えるタイプ。中高年が若い女性に惹かれる時って“陰”のようなものをそこに見ているからかもしれません」
※週刊ポスト2014年5月9・16日号