芸能

平井理央 古巣フジ以外の局に露出する戦略で高視聴率を連発

 退社から1年半、元フジテレビアナウンサーの平井理央が意外なほどにテレビに多数出演している。芸能事務所関係者はこう話す。

「近年、女子アナからフリーに転身して成功した例は減ってきています。ほとんどのケースが結婚後の転向という事情も関係しているが、それは平井も同じ。

 今年1月から『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の人気コーナー『ゴチになります!』の新メンバーに加わり、4月からは池井戸潤氏原作で高視聴率を期待されるドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム』(TBS系)にも出演。最近に珍しいフリー女子アナの成功例と言えるでしょう」

 多くの女子アナが独立後も苦労しているにもかかわらず、なぜ平井は成功しているのだろうか。

「個人事務所社長である姉のマネジメントがうまい。古巣のフジテレビは(系列事務所で同局出身女子アナを抱える)フォニックス系が重宝されることを見越して、他局に売り込む作戦が成功。平井はフリー転向以降、フジテレビにはほとんど出演していません。普通は所属していた局を中心に出るので、かなり珍しい売り出し方です。フジテレビ以外の局に、女子アナ受け入れ事務所がないのも幸いしています。

 テレビ業界では、“ずっと特定の局しか出ていなかった人が他局に出る”ことは、価値があると思われている。そういう意味でも、起用されているのだと思います」(同前)

 ただし、事務所のマネジメント能力や出始めの珍しさだけで生き残れるほど、芸能界は生やさしい場所ではない。テレビ局関係者はこう話す。

「意外と言っては失礼ですが、平井さんは数字を持っているんですよ。ゲストの善し悪しで数字が変わると考えられる“単独ゲスト”番組に出演すると、驚くほど視聴率が高い。

 4月13日、『おしゃれイズム』(日本テレビ系)に姉妹で出演したときは、13%を叩き出した。いくら前番組で明石家さんまさん司会の『行列のできる法律相談所』が20.1%だったからといって、23時開始でしたから、かなりの高視聴率です。

 翌週は、さんまさんが『おしゃれイズム 春の1時間スペシャル』(22時開始)のゲストで11.8%。平井さんは、視聴率男のさんまさんに勝ったことになります。

 また、4月4日の『アナザースカイ』(日本テレビ系、23時~)でも10.7%。この番組は、2ケタに乗ること自体が珍しい。事実、翌週、翌々週とも7%でした。しかも、前番組である『金曜ロードショー』の10.6%を上回る数字を残している。このように単独ゲストの番組で視聴率を残しているので、業界中に“数字を持っている”と良い評判が駆け回っているのです」

 この評判を武器に、今後、平井理央のテレビ出演は、ますます増えていくのかもしれない。

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン