この3月で17年半の歴史に幕を閉じた朝の情報番組『はなまるマーケット』(TBS系)。「『はなまるマーケット』は日めくりカレンダーのような存在だった」とテレビ評論家の木村隆志さんは言う。
「日めくりカレンダーの横には、格言とかおばあちゃんの知恵袋のようなものが書いてありますが、『はなまるマーケット』で紹介する情報ってあれに近かったと思うんです。毎日、その日に役立つ家事や料理などの情報を紹介していた。本番でちょっと失敗しても、隠さずにそのまま放送していたゆるさもよかったと思います」(木村さん)
また司会の岡江久美子と薬丸裕英の2人が視聴者目線に立っていたのも大きかったという。
「見ている側が“本当に知りたい”ことを薬丸さんや岡江さんがつっこむ。そこから、実際に家でもちゃんと家事をやっているんだなということも伝わりましたし、それが視聴者目線に立った、生きた情報発信につながったのでしょう」
※女性セブン2014年5月22日号