ビジネス

高須院長「プーチンは筋が通っている。今こそ仲良くすべき」

「プーチンは筋が通っている」と指摘する高須院長

 高須クリニックの高須克弥院長が、様々な出来事に自由な意見をぶつけるシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、ウクライナ情勢についてお話を訊きました。
 
 * * *
──新たな冷戦の引き金とも言われているウクライナ情勢ですが…。

高須:今こそ日本は、プーチン大統領とも仲良くするべきだと思うよ。ウクライナ情勢では、一応日本はEU側でロシアに経済制裁をしているわけでしょ。なんで、そんなイジワルするの? 北方領土の問題もまとまりかけていたのに。

──とはいえ、ウクライナ情勢では日本も微妙な立場ですよね。G7のなかでは、ロシアに対してもっとも甘い態度です。

高須:プーチンさんは、全然日本に悪いことしてないよね。クリミア半島だって、もともとロシアのもんなんだし。アメリカだって、もともとメキシコの領土だったテキサスを併合しているわけだよ。アメリカは、テキサスをメキシコに返してから、ロシアに文句を言うべきだ。

──その論理で行くと、北方領土も…。

高須:そう。クリミアがロシアに返還されたら、ロシアは日本に北方領土を返さなきゃならない。それがロシアの理屈なんだからね。そもそもプーチンは、北方領土問題の解決にもそこそこ前向きなわけで、日本はロシアを応援するべきだと思う。ロシアに対して、「クリミアを放棄しろ」って言いながら「北方領土を返せ」って主張するのはおかしいよ。

──なるほど。

高須:仮に返してくれなかったとしても、日本からの入植者を受け入れてもらって、あとで住民投票をすればいい。まさに、ロシアがウクライナでやっていることをそのまま日本でやればいいだけの話。ロシアの理屈に乗っかることが、日本にとってのメリットなんだよ。

──でも、住民投票でロシアが選ばれるということもあるのでは?

高須:もし、そうなったら安倍さんは反省すべき。日本よりロシアのほうがよい国だって思われたってことなんだから。それはもう日本が悪い。でも、もしも「日本をアメリカの新しい州として併合するか否か」っていう国民投票をしたら、意外とアメリカを選ぶ日本人が多いような気がして、ちょっと恐ろしいなって思う。だから、ボクもツイッターとかでネトウヨみたいなことをつぶやいてるんだけどね(笑い)。

──まあ、いずれにしろ日本はロシア側につくべきだと。

高須:そう。プーチンさんはアスリートだし、わかりやすい。言ってることに筋が通ってる。それに比べて、オバマさんは弁護士だからかわからないけど、口先ばっかりで卑怯だよね(笑い)。実際ウクライナ情勢を見てても、EUもアメリカもロシアに効果的な制裁を加えられないでしょ。EUはロシアからの資源止められちゃうとおしまいだし。結局、プーチンさんのほうが役者が上なんだよ。それがわかってるんだから、日本は応援すべき。今応援すれば、今後ロシアとずっとよい関係が築けるかもしれないしね。

 * * *
 世界的に孤立するロシアだが、日本としてはロシアと良好な関係を築くべきだと主張する高須院長。国際的な立場を重視するだけではなく、日本としての国益をしっかり考え、外交を進めていくべきなのかもしれない。

【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。
 昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『バカにつける薬 ドクター高須の抱腹絶倒・健康術』(新潮OH!文庫)、『私、美人化計画』(祥伝社)、『シミ・しわ・たるみを自分で直す本』(KKベストセラーズ)、『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)など。近著は『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)。

関連記事

トピックス

運転席に座る広末涼子容疑者
《広末涼子が釈放》「グシャグシャジープの持ち主」だった“自称マネージャー”の意向は? 「処罰は望んでいなんじゃないか」との指摘も 「骨折して重傷」の現在
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン
19年ぶりに春のセンバツを優勝した横浜高校
【スーパー中学生たちの「スカウト合戦」最前線】今春センバツを制した横浜と出場を逃した大阪桐蔭の差はどこにあったのか
週刊ポスト
「複数の刺し傷があった」被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバムと、手柄さんが見つかった自宅マンション
「ダンスをやっていて活発な人気者」「男の子にも好かれていたんじゃないかな」手柄玲奈さん(15)刺殺で同級生が涙の証言【さいたま市・女子高生刺殺】
NEWSポストセブン
NHK朝の連続テレビ小説「あんぱん」で初の朝ドラ出演を果たしたソニン(時事通信フォト)
《朝ドラ初出演のソニン(42)》「毎日涙と鼻血が…」裸エプロンCDジャケットと陵辱される女子高生役を経て再ブレイクを果たした“並々ならぬプロ意識”と“ハチキン根性”
NEWSポストセブン
山口組も大谷のプレーに関心を寄せているようだ(司組長の写真は時事通信)
〈山口組が大谷翔平を「日本人の誇り」と称賛〉機関紙で見せた司忍組長の「銀色着物姿」 83歳のお祝いに届いた大量の胡蝶蘭
NEWSポストセブン
20年ぶりの万博で”桜”のリンクコーデを披露された天皇皇后両陛下(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA) 
皇后雅子さまが大阪・関西万博の開幕日にご登場 20年ぶりの万博で見せられた晴れやかな笑顔と”桜”のリンクコーデ
NEWSポストセブン
朝ドラ『あんぱん』に出演中の竹野内豊
【朝ドラ『あんぱん』でも好演】時代に合わせてアップデートする竹野内豊、癒しと信頼を感じさせ、好感度も信頼度もバツグン
女性セブン
中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
《実兄が夜空の下で独白》騒動後に中居正広氏が送った“2言だけのメール文面”と、性暴力が認定された弟への“揺るぎない信頼”「趣味が合うんだよね、ヤンキーに憧れた世代だから」
NEWSポストセブン
高校時代の広末涼子。歌手デビューした年に紅白出場(1997年撮影)
《事故直前にヒロスエでーす》広末涼子さんに見られた“奇行”にフィフィが感じる「当時の“芸能界”という異常な環境」「世間から要請されたプレッシャー」
NEWSポストセブン
天皇皇后両陛下は秋篠宮ご夫妻とともに会場内を視察された(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA) 
《藤原紀香が出迎え》皇后雅子さま、大阪・関西万博をご視察 “アクティブ”イメージのブルーグレーのパンツススーツ姿 
NEWSポストセブン
2024年末に第一子妊娠を発表した真美子さんと大谷
《大谷翔平の遠征中に…》目撃された真美子さん「ゆったり服」「愛犬とポルシェでお出かけ」近況 有力視される産院の「超豪華サービス」
NEWSポストセブン