3月14日、慢性呼吸不全のため、この世を去った宇津井健さん(享年82)。彼は亡くなる5時間前に、名古屋の高級クラブ『なつめ』のママ・文恵さん(80才)と再婚。文恵さんは、遺産相続権は放棄することを明らかにしている。一部では、長男が家族と暮らしている東京都内の自宅を相続する権利があると長男に詰め寄っているとの噂もあるという。
また、遺骨を巡っても文恵さんと長男の間では意見の食い違いが。
「息子さんは自分の母親(友里恵さん)が眠る都内のお墓に宇津井さんのお骨を入れてあげたいと思っているんです。ですから、文恵さんに分骨してほしいとお願いしているんですが、文恵さんは一切、それに応じようとしないそうで…。困った彼は、親しい人に相談しているみたいなんです」(宇津井家の知人)
実際、前妻・友里恵さんが眠る宇津井家のお墓を訪れると、墓碑には宇津井さんの先祖と彼女の名前が記されているのみで、宇津井さんがお墓に入った様子はない。
これらについて、文恵さんに電話で話を聞いた。
――宇津井さんの納骨は、どうするつもりか?
「本人の“私と一緒に”という遺言がありますので、名古屋でお墓を建てることになっています」
――前妻が眠るお墓には?
「分骨はしません。息子さんも“何もいらない”と言ってくれたので、ありえません!」
――長男は分骨を望んでいると聞いているが?
「よくわかりません」
さらに自宅の遺産相続について話を聞くと、突然、語気を強めた。
「そういうことは、一切お話ししたくない! お宅(女性セブン)は、長男と何か関係があるの? あちらは、あなた(記者)を使って、そんな話を出そうとしているの? おかしいじゃない!?」
こう言うと、ガチャリと電話は切られた。結局、文恵さんは遺産相続を主張していることを否定することはなく、また彼女の電話での応対からも、長男と揉めていることがうかがえた。別のテレビ局関係者がこう漏らす。
「お骨や遺産の問題だけでなく、お別れの会のことでも文恵さんと息子さんは揉めたみたいですよ。会場をどこにするかとか、仕切るのはどちらかとか…。戸籍上は家族とはいえ、息子さんからしてみれば、突然、“母”だといって出てきた彼女を認めることができないんでしょうね」
結局、お別れの会で喪主を務めたのは長男だった。それが気に障ったのか、彼女は自分に関係する参列者にだけ、香典返しとは別の贈り物を用意していた。そして、その熨斗(のし)には『宇津井文恵』と綴られていたという。せめてもの抵抗だったのかもしれない。
※女性セブン2014年5月22日号