商品への自信を語るアサヒ飲料マーケティング部の小林芳之さん
スムージーの流行など、ナチュラルテイストの飲み物が人気を集めている。作りたてのフレッシュな美味しさは格別だけど、ジューサーやブレンダーを洗うのは意外と手間がかかるし、外でも手軽に味わえたら嬉しい。フルーツフレーバーの飲み物が増える中、これから暑くなる季節に試してみたい新レモン炭酸飲料『アサヒのレモネード 特濃』が4月29日に発売された。商品名に社名を冠していることから、力の入り具合が感じられるこの商品の担当者に話を聞いた。
「コンセプトは『圧倒的に濃くて美味しい特濃レモネード』。飲んだ瞬間に感じる香り高さや味わいの濃厚さ――“アサヒの”と銘打つだけの商品が、作り込めたと思っています」そう自信を持って語るのは、アサヒ飲料・マーケティング部で商品を担当した小林芳之さん。
原材料には厳選されたイタリア産レモンの果肉だけでなく、すり潰した果皮やレモン果皮オイルも加わった特別な果汁を使用することで、濃厚な味わいや舌触り・香りを実現したという。
「これまで開発担当としてさまざまな果汁を口にしてきましたけど、この果汁は今までとはまったく異なる味わいに強い印象を受けましたし、果皮の配合などノウハウの高さを感じました。開発の過程では、そのベースから酸度を調整したり、より安全で高品質な基準を追求し、当社独自のオーダーメイド果汁を完成させました。
ただ厳選素材・高品質ということで、数量限定ですし、価格も190円(税込・希望小売価格)と、ちょっと高め。こうした価格帯という点も、当社としては新しいチャレンジです」(小林さん)
その“ちょっと高め”の価格でも、手応えを感じているのは、実際に飲んだ人の評価――という理由があった。
「発売前に消費者の方に飲んでいただいた『嗜好調査』で、大きな特徴でもある“味の濃さ”“香り”といった点に高い評価をいただいただけでなく、従来より高くても『買いたい』という“購入意向”のポイントも高評価でした。実際に販売してみて、20代前半の購入者の方にも『ちょっと高いけど、これなら買う!』と言っていただけたんです。年代を問わず、品質で支持される商品の力を感じましたね」(小林さん)
飲んでみると、確かに生のレモンのみずみずしさを感じる、ほどよい苦味と甘酸っぱさ。適度な炭酸が、より爽やかな味わいを演出している。
「欧米で朝のフレッシュジュースが好まれているように、朝起きた時スッキリと目覚めるために飲んでいただくのも良いですし、日中や夕方のちょっと疲れた時のリフレッシュにもオススメです。また濃厚な味わいなので、夜リラックスして飲む――というのも良いかと。自信作なので、まずは多くの方に試してもらいたい。ぜひ味わっていただいて、ご自分の気持ちにぴったりする飲み方を探してもらえたら嬉しいですね」(小林さん)