起用法をめぐり、チームの中心である坂本勇人や阿部慎之助と原辰徳監督の間に微妙な空気が漂っている巨人ではまた、投手陣の屋台骨も揺らぎ始めている。
「これまでは内海哲也が中心になって、巨人の投手陣がまとまっていたのは有名な話。毎年、グアムで合同自主トレを張ることで知られており、今年も山口鉄也、小山雄輝、笠原将生、宮國椋丞らが参加しています。練習や食事だけでなく、風呂まで一緒に入る仲の良さが売りでした」(スポーツジャーナリスト)
しかし、その結束力が低下してきているというのだ。原因は、親分・内海をはじめとした、メンバーの不調。
内海は今年6度先発して未勝利。山口も12試合登板して0勝2敗、防御率7.71と大乱調(5月8日現在)。他のメンバーもパッとした成績を残せていない。
「昨年までは遠征先でも内海が先頭に立って食事に出かけていたんですが、今年は山口と宮國がついて行くくらい」(巨人担当記者)
一方で、チーム勝ち頭の菅野智之は別行動主義。
「新バッテリーで、同級生の捕手・小林とつるんで出かけることが多いです。そういえば菅野は“内海組”のグアム自主トレも断わっていましたね」(同前)
関係者曰く、「東野峻がオリックスに出された昨年あたりから参加者が減ってきていた」という。これがチームの成績に影響せねば良いが。
※週刊ポスト2014年5月23日号