5月13日午前8時35分頃、関東地方を大きな揺れが襲った。埼玉県南部・神奈川県東部で震度4、都心部でも震度3を記録。5月5日早朝5時18分に起こった震度5弱(東京・千代田区)からわずか8日後だけに人々の緊張感は高まっている。
実は、この地震が発生する可能性を5月7日の段階で指摘していた人物がいる。東京大学名誉教授で測量学の権威として知られる村井俊治氏だ。
村井氏は、民間会社JESEA(地震科学探査機構)の顧問として、メルマガ「週刊MEGA地震予測」を発行している。彼は5月5日の地震をこのメルマガで3週にわたり予測していたことで一躍注目を浴びる存在となった。しかしそれ以降も、首都圏についてそれまでの「要注視」から一段階上の警戒レベル「要注意」に引き上げるなど、さらなる危険を指摘していたのだ。
7日発行のメルマガでは以下のように言及している。
〈5月5日午前5時18分に東京23区をはじめとする首都圏で最大震度5弱、M6.0(震源の深さ160㎞:非常に深い)の地震がありました。震源は伊豆大島近海です。「MEGA地震予測」では3月26日号に掲載した日本列島累積歪マップにて首都圏でかなり歪が貯まってきたことをお知らせしました。更に4月9日号で「首都圏は要注意」、4月16日号で「首都圏の隆起に要注視」、4月23日号で「首都圏は要注視」を呼びかけていました。累積歪の大きさから判断すると引き続き注意をしておいたほうがいいでしょう〉
地震学者たちが沈黙する一方、村井氏はなぜここまで的確な地震予測を可能にしたのか。その秘密は氏の専門である測量技術の応用にあった。詳しくは、現在発売中の「週刊ポスト」をご一読いただきたい。
※JESEAでは毎週水曜日にメルマガ「MEGA地震予測」を月額216円で発行している。詳しくはhttp: //www.jesea.co.jp