「日本の夫婦の約3分の1が離婚するといわれており、今どき離婚は決して他人ごとではありません」と離婚相談のスペシャリストは言う。しかし、離婚を考えていても、その後の生活が不安で踏み出せないという主婦も多いはず。でも心配ご無用。実は、離婚裁判では専業主婦が最強なのだ。
阿部実希子さん(仮名・38才)は、結婚して10年。ある日、知らないネクタイを発見。「あやしい」と思い、夫の衣料品を見直してみると、知らないものが数点交じっていた。
さらに、クレジットカードの明細には、レストランやバーをはしごしている記録が。「浮気に違いない」と思った実希子さんは、夫のスマホのメールを自分に転送するように設定。
すると、予想は的中。一瞬、目の前が真っ暗になったが、気持ちを切り替え、夫と不倫相手を尾行。ふたりがホテルに入る瞬間を撮影。証拠をしっかりと揃えたうえで、丸の内ソレイユ法律事務所代表で弁護士の中里妃沙子さんのもとへ相談にやってきたのだ。もちろん、離婚は実希子さんの要求通りの条件で成立。
これに対し、中里さんはこうアドバイスする。
「離婚協議や裁判時には、証拠は絶対的な武器。相手の不貞が疑われるときは、探偵社を使って写真を押さえてもらうなど、証拠をつかむことが大切です」
※女性セブン2014年5月29日号