今年に入ると再び公の場に姿を見せられる機会が極端に減っている皇太子妃雅子さま。御所や東宮御所でのご進講やご会釈などの公務はされているものの、外出を伴う公務は1月25日の『東日本大震災復興支援 東北の芸能4~伝承の技、つながる心』公演のご鑑賞以来、約4か月間“ゼロ”という状態なのだ。
そんな雅子さまは、今どんな生活を送られているのだろうか?
ゴールデンウイーク前の東宮大夫定例会見で、報道陣から雅子さまの近況について質問が出ると、小町恭士大夫は、
「妃殿下は内親王殿下(愛子さま)の新生活をサポートされ、日々、ご腐心なさっています」といった旨の発言をしたという。
「つまり、雅子さまは愛子さまの新生活のことが、心配で仕方がないということです。大夫の発言は、また公務より私的なことを優先していると取られかねないものでした」(皇室記者)
4月に学習院女子中等科に入学された愛子さま。中学に入学して、初等科時代と最も変わったのが“給食”から“お弁当”になったことだ。
「初等科では児童全員が食堂に集まって給食を食べますが、女子中等科では教室内で各自がお弁当を自由に食べます。ですから、仲の良い友達同士で食べることが多いんです。
このお弁当を食べるグループというのは、今後、学校生活を送るうえで、ずっと続く仲良しグループになっていくわけですから、最初に仲間に入り損ねたりすると結構大変で、クラス内で孤立するケースすらあります。
また生徒たちは、それぞれ友達がどんなお弁当を持ってきているかなどと比べたりするので、母親たちには豪華すぎず、地味すぎないお弁当作りが求められるんです」(学習院関係者)
そのため、雅子さまも愛子さまのお弁当作りに尽力されているのだという。本格的なお弁当作りは幼稚園時代以来、実に7年ぶりのこと。
「今、雅子さまは毎朝、東宮御所の台所に立たれて愛子さまのお弁当を作られているそうです。食材こそ大膳課に用意してもらっているようですが、レシピはご自身で考えられているみたいです。
愛子さまの健康を考えて、卵焼きや野菜中心のメニューのようですが、愛子さまが唐揚げやハンバーグ、春巻きなどの肉料理も入れてほしいと要望されているため、バランスが良い献立になるようにと工夫されていると聞いています」(東宮職関係者)
雅子さまが公務をお休みされてまで、お弁当作りに勤しまれるのには、初等科時代の“いじめ”のトラウマがあったようだ。
「女子中等科には、初等科からの持ち上がり組以外に、多くの受験組の生徒が入学しています。初等科時代とは、まったく異なる人間関係になるわけですから、新たなトラブルなどが起こる可能性も否定できません。ですから、少しでも心配を減らそうと、“お弁当”はご自身の手で作っていらっしゃるようです」(前出・東宮職関係者)
※女性セブン2014年5月29日号