フリーに転身以降、向かうところ敵なしの快進撃を続けていた夏目三久アナ(29)が、ついに大きな壁にぶち当たった。鳴り物入りでメインキャスターに抜擢されたTBS朝の新番組『あさチャン!』が、いざ蓋を開けてみれば視聴率3%台をウロウロの大苦戦。平均5%台を取っていた前番組『朝ズバッ!』にすら遠く及ばない惨状である。そのためTBS局内からは、夏目アナへの不満が噴出しているという。
「元々、局アナを差し置いて抜擢された夏目アナへの風当たりは強かった。中でも田中みな実アナ(27)は夏目アナの名前を聞くと目に見えて機嫌が悪くなる。田中アナにしてみれば、局のエース格といわれているのに、自分はいつまで経っても色物扱い。それなのに“コンドーム写真流出”で日テレを辞めた夏目が硬派な番組をやっているんですから、複雑な思いがあるのでしょう」(TBS社員)
2人はもうひとつ因縁があった。いまや「お笑い界の新帝王」となった有吉弘行をめぐる関係である。ご存じの通り、夏目アナは日テレ退社後『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)で再ブレイク。一方の田中アナも『有吉ジャポン』(TBS系)で有吉のパートナーを務めている。
「2人とも有吉さんからかわいがられている自負があるだけに、お互い意識しあっている。有吉さんもそれをわかっていて、わざと煽りますからね。『怒り新党』でわざわざ田中アナの話題を持ち出した時は、夏目アナもあまり面白くなさそうでした」(制作会社社員)
2人のライバル関係は、今後どうなっていくのか。今のところ『バンキシャ!』(日本テレビ系)など数々のレギュラーを持ち年収3億円を超えるとも噂されている夏目アナが圧倒的に優勢と思えるが……。別のTBS社員がいう。
「田中アナにもフリー転身の噂が絶えない。アナウンス能力とバラエティの仕切りには定評がありますし、もし実現すればバラエティやCMのオファーが多数あることは間違いありません。一方の夏目アナは“不思議ちゃん”だけに守備範囲は意外と狭い。もし『あさチャン!』でミソがつけば、今後の2人の関係は大逆転するかもしれない」
どちらが化けるか。ぜひ有吉の意見も聞いてみたい。
※週刊ポスト2014年5月30日号