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来年は100連敗が心配東大野球部 OB小林至氏らから懸念の声

 六大学野球で負け続ける“史上最弱”の東京大学野球部。それでも「東大を優勝させよう会」(略称・東優会)という団体があるなど、神宮球場には熱心な応援団やチアリーダーに加え、一般の人々のファンも多いという。

 とはいえ、東大ファンは「負けの美学」に浸っているわけではない。もちろん勝利を目指している。

 だが、東大がこのまま今年の試合をすべて負けると、来年は100連敗がかかってくる。関係者の中にもそれが現実になることを懸念する声もある。1987年から1990年に在籍した元投手で、現衆議院議員(民主党)の階(しな)猛氏もそのひとりだ。

「私が在籍していた1987年秋に連敗が始まり、1990年秋まで70連敗しました。しかし当時は、連敗脱出だけでなくチームの通算200勝という目標もあった。

 それに比べると今は、連敗脱出という目標しかない分、勝利へのモチベーションは低くならざるを得ないのかもしれません」

 東大以外の5大学がスポーツ推薦枠を設け、また六大学野球の人気が高まり、優秀な選手が集まりやすくなっている。連敗脱出は70連敗の時代よりも難しい。

 階氏と同期の元投手で、東大出身者として3人目のプロ野球選手となり、現在は江戸川大学教授の小林至氏は、「私の時代は接戦が多く、私の防御率も2点台。それに比べると今は大差の試合が多く、力の差が歴然としています」と見る。

※週刊ポスト2014年5月30日号

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