NHK朝の連続テレビ小説『花子とアン』で、主人公はな(後の花子/演者:吉高由里子)の修和女学校高等科の先輩・白鳥かをる子を演じるハリセンボン・近藤春菜(31才)。はなが甲府なまりで発言すると、言語矯正会の会長として、上品で丁寧な日本語に正し、マナーにも厳しいというキャラクターだ。
女子校の文化祭で『ロミオとジュリエット』でジュリエットを演じようとするシーンは、朝から“吹き出す”視聴者が続出した。
「脚本の中園ミホさんが、私をイメージしながらつくってくださったキャラクターなんです。だから、役作りはせずにそのまま演じています」(近藤、以下「」内同)
近藤自身、かをる子と同様、女子校出身だ。高校の3年間、東京の国本女子高校に通っていたが、意外にも(!?)イケてるグループに所属していた。
「共学の場合、女子のイケてる基準は、“オシャレでかわいいか、そうでないか”ですが、女子校は、“おもしろいかおもしろくないか”なんですよ。男子がいると、視線が気になってなかなかおもしろいことができないですけど、女子だけの集団だったら気兼ねなくできる」
息が荒い教師、出っ歯のおばさん教師…近藤は、教師のモノマネを披露して、人気者だったという。
女子校時代に培った、コミュニケーション力で、今は、吉高由里子(25才)、ベッキー(30才)、安室奈美恵(36才)といった女性芸能人の友達も多い。
「かわいくても、どんな大物でも、普通の女子と接するように、キャッキャッふざけられるので友達になれるんだと思います。女子校時代の体験があるからこそです」
女子校の魅力、ここにあり。
※女性セブン2014年6月5日号