がん体質から脱却するためには、55才までに規則正しい生活に切り替えることが必要と説くのが、『がんの嫌がる食事』(創英社/三省堂書店)などの著書がある、日本薬科大学学長の丁宗鐵(ていむねてつ)さんだ。
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国際線のパイロットやCAが、がんになるリスクが高いといわれる要因は、時差によって体内リズムが乱れる生活を強いられるから。55才で辞めた人に比べ、60才まで続けた人の平均寿命は、10才近く短いのです。
若い頃は平気でも、回復力が衰える55才を過ぎてからの不規則な生活は、免疫機能に大きな影響を及ぼします。何ともないように見えても体にものすごくダメージを与えているのです。だから55才を過ぎて無理をするのは慎んだほうがいいでしょう。
そして、新陳代謝がうまくでき、あまり病気をせずに日常生活をバランスよく送ることができる「中庸」体質になるように規則正しい生活を心がけ、“いつも明るく元気で素直、早寝早起き、朝ごはん”これを守るようにしましょう。
※女性セブン2014年6月5日号