1990年代から2000年代にかけ、『ツイン・ピークス』『Xファイル』『24』といったSF・サスペンスや、『ビバリーヒルズ高校白書』『フレンズ』『セックス・アンド・ザ・シティ』といった恋愛&コメディー…日本でもブームを巻き起こした海外ドラマ。一時は韓流ブームで目立たなくなっていたが、大物ハリウッド映画俳優の出演や、“英国男子”ブームで、今また、にわかに盛り上がっている。
今、ブレークしている海外ドラマの共通点は“重厚感”と、海外ドラマライターの清水久美子さん(以下、「」内同)。
「なかでも大きく目立っているのが、英国発と大物ハリウッド俳優が出演するドラマ。いずれも映画さながらの演出が施されています」
英国発ヒットドラマの代表格といえば、名探偵シャーロック・ホームズの舞台を現代に置き換え、ネットを中心に話題になってヒットした『SHERLOCK』。待望のシーズン3が日本でもいよいよ放送される。
「他にも、本国でシーズン5の制作まで決定して全世界的に注目されているのが英国貴族の相続問題を扱った『ダウントン・アビー』。アメリカでは『セサミストリート』などでもパロディーにされるほどブームを巻き起こしています」
一方、オスカー級の大物ハリウッド俳優や監督も続々ドラマ界に進出。
「映画『ソーシャル・ネットワーク』などの代表作があるハリウッドの鬼才、デヴィッド・フィンチャー監督、アカデミー賞に2度も輝いたケヴィン・スペイシー(54才)主演の『ハウス・オブ・カード』や、映画『フットルース』でブレークし、『アポロ13』や『告発』などに出演してきた名優ケヴィン・ベーコン(55才)がドラマ初主演を果たした『ザ・フォロイング』など多数あります。
ハリウッドでは少々旬を過ぎていても俳優としては重鎮ですし、テレビドラマのギャラもいいので、演技派の俳優たちがどんどん進出しているようです」
アメリカではジャック・バウアーでおなじみの『24』が復活、女子の本音を描き、テイラー・スウィフト(24才)らセレブにも人気の『GIRLS』など、日本上陸が待ち遠しい作品も多数で目が離せない。
※女性セブン2014年6月5日号