人気タレントの有吉弘行(39才)が、タレントとして再ブレークしているヒロミ(49才)に危機感を募らせているという。
週レギュラー13本、そのうち冠番組は10本と揺るぎない地位を築いた有吉が、そこまでヒロミを恐れる理由は何なのか。
「やはり自分と同じ毒舌の司会者であるということ。同じ土俵で闘えば、視聴率はもちろん、実際の現場の仕切りなど、比べられることは間違いない」(業界関係者)
25日、『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ系)にゲスト出演したヒロミ。最近テレビへの露出を増やしていることについて、有吉から「まさか本気で(芸能界に)戻ってくる気じゃないですよね?」と釘を刺されたというエピソードを披露した。
有吉がヒロミの芸能界への完全復帰を脅威に感じているというこの話は、先に放送された『櫻井有吉のアブナイ夜会』(TBS系)でも出たものだ。ゲストとしてやってきたヒロミに有吉が、「また芸能界のトップに立ってやろうっていう思いはないですよね?」「そんな本気じゃないですよね? ぼくらの邪魔をしないですよね?」と、ヒロミに矢継ぎ早に質問。ヒロミが気になる存在になっていることをうかがわせた。
最近で言えば俳優の坂上忍が同じポジションに滑り込んできた。有吉は、坂上の本業を「俳優」と認識し、敵対視はしていないようだが、これ以上自分を脅かすような他のタレントの台頭を良しとはしていないだろう。
さらにヒロミが一度芸能界を離れていることも、有吉にとっては大いなる脅威と感じる理由と関係者は見ている。
「有吉は一度不遇の時代を過ごしたことで人間に深みが出て、芸能界さらには世の中をより俯瞰で見て本質を見抜く洞察力を養いました。ヒロミも、10年間で実業家として処世術を体得した。つまり人間の幅が今のヒロミにはあります。そういう意味で、若手より自分と同じく再ブレークする人のほうが一度チャンスをつかんだら“しぶとい”し、“強い”と見ているのでしょう」(前出・業界関係者)
ただ、この“ヒロミバブル”もどこまで続くかは疑問の声も。
「ヒロミはすでに実業家として億の稼ぎを出していますから、ダメでもある意味逃げ道はある。それに対し地獄を味わった有吉はもはやこの世界で生きていくしかないという覚悟がある。また有吉の洞察力は他の芸人をはるかに凌駕しています」(テレビ関係者)
ヒロミがどこまで有吉に迫れるか。再ブレークMC対決に注目が集まっている。