まさかの23年ぶりの優勝も夢物語ではなくなった広島カープの快進撃を支える女神たちが、世にいう「カープ女子」。その増殖ぶりはすさまじく、マツダスタジアムの入場者の4割を彼女らが占め、20~30代の女性を対象にした書籍『るるぶ広島カープ』は完売。球団が企画した関東の女性向け観戦ツアーには定員の約16倍の応募者が殺到と、カープ女子は県外にも広がる。
交流戦の始まった球場で本誌が調査した結果、カープ女子の平均的なプロフィールが判明。年齢は26歳。職業はOL(事務職)。ハマったきっかけは彼氏。ファン歴は2年。好きな食べ物はラーメン──という結果だった。
とはいえ、もちろんこれはあくまで平均値であって、個別のカープ女子は様々。「生まれた時からカープファン! いっぱい試合を見に行きたいから付き合う人はカープファンがいい!」(Mさん。22歳・アパレル店員)というベテランもいれば、「ファン歴3か月で、試合を見に来たのは今日が初めて。優勝したら寝ずに飲み明かします」(Aさん。23歳・フリーター)という新米もいる。
妊婦だって、カープ女子。現在妊娠8か月の美保さん(23歳・主婦)は、「お腹が耐えられるギリギリまで応援に行って、娘が生まれたら一緒に行きたい」と、夢を語る。
なかには、ななせさん(32歳・会社員)のように、「毎月2~3回福岡から広島へ応援に行ってます。カープが優勝したら広島に引っ越します!」と、悲願達成の暁には、広島への移住を宣言するカープ女子も。
いまどきの美女揃いの女神たちが支えるカープの快進撃は、どこまで続く?
撮影■渡辺利博
※週刊ポスト2014年6月6日号