5月17日に覚せい剤所持の容疑で逮捕されたASKA容疑者(本名・宮崎重明、56才)と栩内(とちない)香澄美容疑者(37才)。27日には、「覚せい剤使用」の容疑でも再逮捕された。
今回の逮捕のきっかけとなったのは、ASKA容疑者の妻・洋子さん(59才)の通報だった。洋子さんは、逮捕に至るまで、凄絶な生活を強いられていたという。ASKA容疑者一家と親しい知人がこう話す。
「逮捕の3週間前に、長男(26才)が“親父、もうダメだわ。逮捕されるかもしれない”って漏らしていたんです。ASKAさんが家の中で暴れて大変だったみたいで…。特にこの3か月は、ASKAさんの洋子さんに対するDVが凄まじかったそうです。洋子さんは、そのたびに泣きながら長男に電話でSOSを求めたというんです。当時、長男は六本木でバーを経営していましたが、洋子さんから電話があると、店をスタッフに任せて自宅に駆けつけて、暴れるASKAさんを止めていたそうです」
当時、彼は都内でひとり暮らしをしていたが、「このままでは、おふくろが殺される」と、洋子さんを守るために実家に戻ったほどASKA容疑者の暴力は壮絶なものだったという。
「洋子さんは、今年に入ってからはもう、ASKAさんの覚せい剤のことを知っていたみたいなんです。彼は週末のたびに外泊して、帰宅すると目もすわって、ろれつも回らなかったそうですから…。今思うと、栩内容疑者の自宅でクスリをやっていたんでしょうね。
そんなASKAさんを見て、洋子さんは“覚せい剤に間違いない”って確信して、彼に泣きながら何度も懇願したそうです。“お願いだから、もうクスリはやめて”って…。でも、そのたびに彼は激昂してしまうんです。クスリをやめさせようとする人間は、たとえ妻であっても、もはや“敵”だったんです。それで手をあげるようになっていったそうです。
もう自力では解決できなくなった洋子さんは長男に相談して、“もう警察に言うしかない”って決心したようです」(前出の知人)
こうしてこの数か月、夫の薬物とDVによって、洋子さんの心身はどんどん追いつめられていった。
「最後はもう、洋子さんはやつれきってしまって、とても外を出歩けるような状態ではなかったんです」(前出の知人)
※女性セブン2014年6月12日号