大声援が響くなか、始まった“つなひき”。緑組の先頭に立った悠仁さま(7才)は、体を後ろに大きく倒し、歯を食いしばって懸命に綱を引かれた。しかし、残念ながら負けが決まると、悔しそうな表情を浮かべて肩を落とされた。
初夏の日差しが降り注いだ5月24日、お茶の水女子大学附属小学校で運動会が行われた。4月に2年生になられた悠仁さまは、冒頭のつなひきのほか、二人三脚や大玉送り、50m徒競走などに出場され、お友達とご一緒に汗を流された。
女性セブン5月15日号でお伝えした悠仁さまへの“いじめ”問題。報道後、各週刊誌が続報を伝え、大きな騒動となった。そんななか開催された運動会だっただけに、報道陣や学校関係者、そして保護者から大きな注目が集まった。
「“特別扱いせず、他の子供たちと同じように教育を受けさせたい”。秋篠宮ご夫妻は、こんな思いから、悠仁さまの学びの場に、学習院ではなくお茶の水を選ばれました。ところが、そんな思いとは裏腹に、悠仁さまがお友達になじむことができずに、学校内で孤立されてしまった。このことは紀子さまにとっても、大きな不安の種となったことでしょう」(秋篠宮家関係者)
そして、今年の運動会ではある大きな変化があった。悠仁さまのご様子が初めてテレビや新聞などのメディアに公開されたのだ。
「これまで宮家のお子さまの学校生活が、マスコミを通じて公開されたことはありませんでした。国民が、学校行事に参加される悠仁さまのお姿を目にするのも、昨年の入学式を除けば初めてで、大変異例なことです」(皇室記者)
さらに、マスコミに対してはいろいろな配慮もあったという。
「当日、混乱を招かないようにと、報道陣には事前の下見の機会まで与えられました。しかも、当初、悠仁さまはつなひきでは先頭ではなかったんですが、報道陣からの顔が映らないという要望で並び順まで変わりました。きっと紀子さまは“悠仁さまは元気です”とアピールされたかったんだと思いますよ」(前出・皇室記者)
昨年と比べると、こんな変化も目についた。
「敷地内に配置される私服警官も、極力目立たないように配慮されました。そのため“今年は物々しい雰囲気もなくて、いい運動会だった”という感想を持つ保護者も多かったようです」(お茶の水関係者)
さらに紀子さまご自身も、保護者たちの信頼を取り戻そうとされてなのか、こんなご様子だったという。
「紀子さまは、複数のご家族と一緒に、シートを敷いて和やかに談笑されていました。悠仁さまをお友達が誘いに来る場面もあって、そんなとき、紀子さまは安堵の表情を浮かべられ、とても嬉しそうでした。ご昼食もお友達家族と一緒に召し上がっていました。
お弁当は紀子さまがご自分で作られたようで、おにぎりやから揚げなどが、プラスチックの保存容器に詰められていました。食後のデザートには、ぶどうをご用意なさっていて、ママ友や悠仁さまのお友達に“いかがですか?”とお勧めになるなど、和やかな雰囲気でした」(前出・お茶の水関係者)
※女性セブン2014年6月12日号