芸能

小島よしお 仕事が激減したときに支えとなった品川祐の言葉

支えになった「品川の言葉」について語る小島よしお

「そんなの関係ねぇ!」のギャグで仕事のオファーが殺到した小島よしお(33才)が、好評シリーズ企画「転機」に登場。大ブレークしたものの一発屋と呼ばれ、仕事が減った時に支えになったのはあの芸人の言葉だった。ギャグを子供向けにシフトしていった経緯や、これからの目標などについても語ってもらった。

――一発屋と呼ばれて仕事が減っていった時期があると思いますが、その時に努力したことは?

小島:売れ始めてすぐ一発屋とは呼ばれていたんですけどね(笑い)。品川(祐)さんにかわいがってもらっているんですけど、滑った時には、はっきりと言ってくれるんです。「滑ってたぞ」とか「お前は今日いたのか」とか。そういうのを言ってくれる先輩がそばにいたので、何かかやらないとなと思って、資格を取ったりとか。

――どんな資格を?

小島:番組の企画でとった日本漢字能力検定準1級、ほかにもさかな検定1級とか、なまはげ伝道師とか、里田まいちゃんも取ったジュニアアスリートフードマイスターとか、ダイエット検定のインストラクターも。

――たくさん取りましたね。

小島:時間があるし、この世界は忘れ去られていくじゃないですか。品川さんの「どんなに面白いことをやっても、逆にどんなに滑っても、周りはすぐに忘れる」という言葉を人づてに聞いて、そうだなと思ったんです。そう考えたら、資格は残るなって。消えたくないという気持ちがあるから、形に残るものを無意識に探してるのかもしれないです。

――カッコイイ言葉ですけど、なぜそこでなまはげ伝道師?

小島:タイミングですね。たまたま居酒屋でそれを持ってる人がいて。その人が女の子の話題をさらっていたから、いいなって(笑い)。一発合格でしたよ。…ってか、500人受けて3人しか落ちてなかったらしいです、ぼくが受けた時は。

――そのあたりから、『おはスタ』(テレビ東京系)が始まって、子供向けにシフトを?

小島:そのちょっと前から、単独ライブは子供向けにしていました。『おはスタ』に出る前から子供に人気があったから、それをちゃんとつかんでおきたいって。初めの3年くらいは自分の好きなことをやってたんです。子供がせっかく見に来てくれているのに、キョトンとさせて終わっちゃう。これは離れる前につかまえないといけないという気持ちがあって、4年目くらいから完全に子供向けのライブをやりました。

――子供向けのネタというと、たとえば?

小島:ネタというか、イベントに近いですよ。子供を舞台に全員上げて風船が舞う中、みんなで「そんなの関係ねぇ!」をやったりとか。小豆ヒーロー・あずキングという、ヒーローショーみたいな設定にして、ショートケーキ大佐とあずキングが戦って、あずキングの力が弱った時に、会場の椅子の下に隠しておいたあずきを子供たちに持ってきてもらうとか。

――これからも子供向けのライブを続けるつもりですか?

小島:続けていきますけど、子供向けの『ごぼうのうた』とか『ピーマンの歌』とかばっかりで大丈夫かなというのがあって。今年に入って、大人を笑わせようと思って『修行』というライブを始めました。

――今年の目標は?

小島:海外進出! まず英会話ですね。今月から外国人と一緒に住んでるんです。その外国人は家賃タダで、その代わり英語教えてくれという条件。今は芸人3人で住んでいるので、それプラス1人。ちょうどいい具合に広い物件が見つかったんで引っ越すんですよ。あと2、3人いけるんじゃないかと、外国人。多いほうが楽しいじゃないですか(笑い)。

【小島よしお】
1980年11月16日生まれ。沖縄県出身。大学在学中より、コントユニット・WAGEに所属し、解散後ピン芸人に。2007年、「そんなの関係ねえ!」「おっぱっぴー」のギャグで大ブレーク、同年の流行語大賞にノミネートされた。クイズやバラエティー番組を中心に、子供向けのライブ活動も積極的に行っている。夏には毎年恒例の単独ライブの開催が決定! 詳しくはサンミュージックHPまで。http://www.sunmusic.org

撮影■林紘輝

関連記事

トピックス

“令和の小泉劇場”が始まった
小泉進次郎農相、父・純一郎氏の郵政民営化を彷彿とさせる手腕 農水族や農協という抵抗勢力と対立しながら国民にアピール、石破内閣のコメ無策を批判していた野党を蚊帳の外に
週刊ポスト
緻密な計画で爆弾を郵送、
《結婚から5日後の惨劇》元校長が“結婚祝い”に爆弾を郵送し新郎が死亡 仰天の動機は「校長の座を奪われたことへの恨み」 インドで起きた凶悪事件で判決
NEWSポストセブン
6月2日、新たに殺人と殺人未遂容疑がかけられた八田與一容疑者(28)
《別府ひき逃げ》重要指名手配犯・八田與一容疑者の親族が“沈黙の10秒間”の後に語ったこと…死亡した大学生の親は「私たちの戦いは終わりません」とコメント
NEWSポストセブン
「最後のインタビュー」に応じた西内まりや(時事通信)
【独占インタビュー】西内まりや(31)が語った“電撃引退の理由”と“事務所退所の真相”「この仕事をしてきてよかったと、最後に思えました」
NEWSポストセブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬・宮城野親方
【元横綱・白鵬が退職後に目指す世界戦略】「ドラフト会議がない新弟子スカウト」で築いたパイプを活かす構想か 大の里、伯桜鵬、尊富士も出場経験ある「白鵬杯」の行方は
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問される佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
《ブラジルへ公式訪問》佳子さま、ギリシャ訪問でもお召しになったコーラルピンクのスーツで出発 “お気に入り”はすっきり見せるフェミニンな一着
NEWSポストセブン
「日本人ポップスターとの子供がいる」との報道もあったイーロン・マスク氏(時事通信フォト)
イーロン・マスク氏に「日本人ポップスターとの子供がいる」報道も相手が公表しない理由 “口止め料”として「巨額の養育費が支払われている」との情報も
週刊ポスト
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
《会社の暗部が暴露される…》フジテレビが恐れる処分された編成幹部B氏の“暴走” 「法廷での言葉」にも懸念
NEWSポストセブン
渡邊渚さんが性暴力問題について思いの丈を綴った(撮影/西條彰仁)
《渡邊渚さん独占手記》性暴力問題について思いの丈を綴る「被害者は永遠に救われることのない地獄を彷徨い続ける」
週刊ポスト
 6月3日に亡くなった「ミスタープロ野球」こと長嶋茂雄さん(時事通信フォト)
【追悼・長嶋茂雄さん】交際40日で婚約の“超スピード婚”も「ミスターらしい」 多くの国民が支持した「日本人が憧れる家族像」としての長嶋家 
女性セブン
母・佳代さんと小室圭さん
《眞子さん出産》“一卵性母子”と呼ばれた小室圭さんの母・佳代さんが「初孫を抱く日」 知人は「ふたりは一定の距離を保って接している」
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
《レーサム創業者が“薬物付け性パーティー”で逮捕》沈黙を破った奥本美穂容疑者が〈今世終了港区BBA〉〈留置所最高〉自虐ネタでインフルエンサー化
NEWSポストセブン