スポーツ

前田日明氏が格闘技の改革者に 元K‐1プロデューサーも羨望

THE OUTSIDERをプロデュースする前田日明氏

 総合格闘技イベントのPRIDEが消滅して7年、あれほど脚光を浴びていた格闘技選手や試合を見かけることが少なくなった。代わりになるイベントが何度か試みられたが、現在もPRIDEと同じ規模は実現できていない。とはいえ、いったん広がった格闘技への熱はいまも存続している。規模は小さくなったものの、以前よりもアマチュアが出場できる試合が増え、新たな広がりをみせている。

「アマチュアネットワークを広げて、競技としての性格を強めていた修斗やパンクラスなど、以前と比べると大きな会場ではないですが定期的に興行は続いています。宇野薫も桜井速人もまだ現役ですし、それぞれジムを運営しています。グレイシーで注目を浴びたブラジリアン柔術も全国各地に道場があり、大会やセミナーが盛んに開かれています。格闘技のジムが町のスポーツクラブのようになっていますね。

 その一方で、格闘技のスキルがあまりなくてもリングに上がれるのも最近の特徴です。PRIDEなどを観客として見ていた人たちが、その真似をしたいという欲望がかなえられるようになりました。

 たとえば地下格闘技と呼ばれるジャンルの大会が全国各地で開催されており、そこに出場している人たちは『アマチュア』です。格闘技としては稚拙ですが、いわゆる不良が出場しているので闘志は並み以上。格闘技雑誌からは完全に無視されましたが、チケットを販売する営業力がとても強く、小規模ながらも継続しているところが多いです」(格闘技雑誌編集者)

 格闘技専門誌から無視された地下格闘技は専門外のジャンル、ストリート系ファッション誌でたびたび取り上げられる「イベント」へと成長した。出場者も観客も、最新のストリートファッションに関心が高い若者を中心に構成されていたからだ。

 格闘技関係者からは無視されていた領域だったが、闘志あふれる戦いぶりに目をつけ、旧来の格闘技組織として初めて彼らと正式に接触したのは前田日明氏だった。

トピックス

金スマ放送終了に伴いひとり農業生活も引退へ(常陸大宮市のX、TBS公式サイトより)
《中居正広と歩んだ17年》金スマの名物ディレクター・渡辺ヘルムート直道氏が「ひとり農業」生活を引退へ 番組打ち切りで変貌した現地の様子
NEWSポストセブン
ビアンカ・センソリ(カニエのインスタグラムより)
《母親が限界を迎えつつある》カニエ・ウェストの“透けドレス騒動”で17歳年下妻の親族が貫く沈黙
NEWSポストセブン
気象キャスターとして出演していたオ・ヨアンナさん(Instagramより)
《韓国メディア炎上》美人気象キャスターの遺書に“壮絶社内いじめ”〈長時間の叱責〉〈誤報をなすりつけ〉〈カカオトークで罵倒〉
NEWSポストセブン
コムズ被告(時事通信フォト)
《テレビリモコンを強引に押し込み、激しく…》“ディディ事件”のドキュメンタリー番組で女性が告発「性暴力を実行するための“共犯”がいる」、ショーン・コムズ被告は同番組を“1億ドル”で訴える【フリーク・オフ騒動】
NEWSポストセブン
オンラインを駆使した公務を行う雅子さま(2025年2月、東京・台東区。撮影/JMPA)
【“開かれた皇室”を目指して】皇居東御苑が「謎解きゲーム」の舞台に QuizKnockに謎の作成を依頼、雅子さまの“後輩”伊沢拓司氏もオープニングイベントに参戦
女性セブン
全国がん患者団体連合会などの関係者から署名を受け取る福岡資麿厚生労働相(右)ら。2025年2月12日(時事通信フォト)
《高額療養費制度」上限額引き上げ》がん患者が語る、長期にわたる治療でのしかかる経済的負担「家族がいてお金の心配がいらない患者ばかりじゃない」
NEWSポストセブン
『ニュースセンター9時』の司会を務めた草野仁さん(1981年)
《視聴率20%越えワイドショーの司会務めた草野仁》サリン事件を徹底追及も「今の情報番組は視聴者の知りたいことに切り込んでいない」明かしたテレビ業界が弱くなった原因
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
《世界最大の出産ライブ配信》「1000人以上の男性と関係を持った」金髪美人インフルエンサー(25)に「子どもがかわいそう」と批判殺到
NEWSポストセブン
悠仁さま、筑波大学ご通学問題に“二刀流プラン”が浮上 「赤坂御用地から車で通学」と「大学近くの一軒家でひとり暮らし」を併用か
悠仁さま、筑波大学ご通学問題に“二刀流プラン”が浮上 「赤坂御用地から車で通学」と「大学近くの一軒家でひとり暮らし」を併用か
女性セブン
昨年末に妊娠を公表して以来、初めての公の場に現れた真美子夫人
大谷翔平の妻・真美子さん、注目を集める“ファストファッション中心のスタイリング”の金銭感覚 ハイブランドで着飾る「奥さま会」に流されない“自分らしさ”
女性セブン
「令和ロマン」高比良くるま
《令和ロマン・高比良くるま》不倫交際のお相手・既婚女性に「ティファニーのペアリング」を渡すも突然の“ポイ捨て” 直撃取材に「すみません…すみません…」
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告と父・修被告
田村瑠奈被告の父・修被告に懲役10年求刑、検察官の主張は「浩子被告が就寝するのは極めて不自然」「自宅に遺体があるのはデメリット」【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン