数々の修羅場をくぐりぬけてきたジャーナリストの山路徹さん(52才)が女性セブン読者のお悩みにズバリ回答。バカダンナの目線から、夫婦の問題に切りこんでいきます。
【読者からの相談】
娘夫婦が子供に“未羅亥”(みらい)という名前をつけようとしています。名前で個性を出したい気持ちはわからなくもありませんが、子供だって将来「こんなヤンキーみたいな名前、嫌だ」と困惑するはず。なんとかまともな名前をつけさせる方法はありませんか?(60才・専業主婦)
【山路徹のアドバイス】
いわゆるキラキラネームですね。昔、“悪魔”という名前をわが子につけようとして話題になった人がいましたが、子供の名前は親の趣味でつけてはいけないと思うのです。
未羅亥はまだましなほうで、世の中、目を疑うような個性的すぎる名前や当て字があって、思わず親の教養を疑ってしまいます。
キラキラネームはよくも悪くも目立ってしまいます。子供の頃は“かわいい”だけで済まされていたことも、大人になるとあれこれと不都合が出てくるもの。
キラキラネームというだけで就職に不利になるという話も聞きますし、あまり個性的すぎる名前だといじめの対象にもなりかねません。そうした子供の将来を想定できない親はやはり配慮に欠けていると思います。
どこにでもあるような名前でも自分の個性を磨いている人はたくさんいます。名前で個性を出すことにそれほど意味があるとは思えません。キラキラネームをつけることで将来起こりうることをしっかりと娘さん夫婦に説明し、説得しましょう。名前は一生、ついてまわりますからね。
※女性セブン2014年6月12日号