6月12日に開幕するサッカーW杯ブラジル大会。ザッケローニ監督率いる日本代表が、グループリーグC組で、コートジボワール戦(15日)、ギリシャ戦(20日)を経て、最後に対戦(25日)するのが、FIFAのランク5位のコロンビアだ。
コロンビア代表は、名将・ペケルマンに率いられ、16年ぶりにW杯に戻ってきた南米の雄。13試合9得点と活躍したエースのファルカオが大ケガを負って本大会出場はかなわなくなったが、バッカやマルティネスなど代役候補の層が厚く攻撃面の不安はない。
最大の不安は守備面といわれていたが、南米予選は最少13失点で突破しており(2位通過)、グループCの大本命として揺るぎがない。
コロンビア相手に日本はどう戦うか。日本代表メンバーの中で最多出場記録を持つ、遠藤保仁(ガンバ大阪)は、こう見ている。
「コロンビアとは2003年と2007年に2回対戦しているが、日本は1敗1分。1点も入れることができなかった強敵。技術が高くて、それでいてズル賢い南米特有のサッカーをするので、間違いなくやりづらい相手。
マルティネスなどヨーロッパで活躍する破壊力抜群の選手が前方にいる。サイドにもスピードがあるドリブラーが顔を並べ、攻撃力は脅威。ブラジルと近い国なので、気候にも慣れている。できれば第3戦のコロンビア戦までに決めておきたい」
※週刊ポスト2014年6月13日号