5月下旬のある夜。東京・六本木の老舗レストランに、松平健(60才)の姿があった。この日、彼がワイングラスを傾けるその傍らには、かいがいしく料理を取り分け、彼のグラスが空くと、そっとお酌をしてあげる、篠原涼子似のアラフォー美女がいた。
「彼は変装するわけでもなく堂々としていて、“明日も早起きして息子のお弁当作らなきゃ…”なんて話していました。その美女も笑顔で相づちを打って、とても仲睦まじい様子でした」(居合わせた客)
あの悪夢から4年──ようやく今、彼の喪失感を埋めてくれる新たな女性が現れたようだ。
2010年10月、松平の妻・友里さん(享年42)が自ら命を絶った。松平は、あまりのショックに、当時4才だった長男には母の死を伝えることもできず、「ママは星になったんだよ」と話して聞かせるしかなかったという。
以来、松平は男手ひとつで懸命に息子を育ててきた。それまで住み込みだった家政婦は通いに変え、家事はなるべく自分でこなす。それも父子の時間を多く作ろうとの思いからだった。
そして還暦を迎えた昨年も、相変わらずコンサートやロケで東京、大阪など日本中を飛び回る生活を送っていた松平。多忙な身でも変わらず子育てに力を注いでいた彼だが、体力の衰えには抗えず、「そろそろ、支えてくれる人がほしいんですよ…」と、いつしか周囲にもそう漏らすようになったという。そんなタイミングで出会ったのが、冒頭の女性だった。
「仕事を通じて知り合ったそうです。物静かで、一歩引いて男性を立てることのできる大和撫子で、彼女が松平さんの大ファンということもあり、ふたりは急接近したそうです」(前出・松平の知人)
そして自然に交際へと発展したふたりは、行きつけレストランでのデートや、旅行にも頻繁に行っていたという。昨年の年末年始、ハワイでこんな松平の姿が目撃されている。
「健さんはコンドミニアムを持っていて、そこで女性と1か月ほどハワイに滞在してましたよ。アラフォーのスレンダー美人で一緒にプールに入ったりして、新婚カップルのようでした」(現地の日本人)
お正月にバケーションを楽しむ美女。それが冒頭のデートシーンの女性だったのだろう。
「彼にとっては、まさに“最後の恋人”という存在でしょうね。今の松平さんの悩みは、彼女の存在をまだ長男に伝えられていないことなんです。息子さんは7才で、多感な時期ですからね…。時期が来れば、“新たな母”として紹介するつもりなんでしょうね」(前出・松平の知人)
冒頭のデートから数日後、この彼女について、自宅前で松平を直撃すると、「彼女は一般人で、あくまで知人ですよ」と慌てた様子で答えた。今後の交際についてたずねたところ、「ははは、まぁ、それはね…」と、否定することなく笑顔を浮かべて家の中へと入っていった。
※女性セブン2014年6月19日号