数多くのアイドルグループが生まれてきたK-POP界。そんななか、異色ユニットとして人気となっているのが「楽童(がくどう)ミュージシャン」だ。
「ちょっとびっくりしましたよね、楽童ミュージシャンには。今のアイドルとは、曲もヴィジュアルも全然違う。彼らの個性をちゃんと生かせるのは、YGエンターテインメント(BIGBANGの所属事務所)に勢いがあるということでしょう」
と語るのは、韓国大衆文化ジャーナリストでK−POPに詳しい古家正亨(ふるや・まさゆき)さん。
楽童ミュージシャンは、今年4月にデビューした、兄と妹のデュオ。曲を作っているのは兄のイ・チャンヒョクだ。ひとつの曲調が売れると、どのグループも同じ作曲家、同じ振りつけとなる韓国音楽界にあって、全く聞いたことのないテイストの彼らのサウンドは、新鮮な驚きをもって受け入れられた。ちなみに、個性をウリにしているため、事務所からは整形NGといわれたとか。
4月に公開されたデビューアルバム『PLAY』は、米ビルボードのワールドアルバムチャートで2位を獲得。タイトル曲『200%』は、国内の音源チャートを席捲。今やEXO以外のグループではあり得ないほどのヒットを記録しているのだ。
※女性セブン2014年6月19日号