2013年度にカラオケや放送、CDから徴収した著作物使用料の分配額ランキングで1位に輝いたのが、ゴールデンボンバー(金爆)の『女々しくて』。金爆の楽曲は、同曲をはじめとして、『酔わせてモヒート』『また君に番号を聞けなかった』など、非モテ男子が“自爆”する様を歌ったものが多い。
それだけでなく、金爆ファンの女性たちも金爆好きが講じて思わぬ“自爆”を経験している人が少なくないようだ。ファン歴5年の女性Aさん(24歳)はその一人だ。
「以前、『もうすぐ付き合うかも』とドキドキしていた男性と一緒にラブホテルに行きました。そこで一泊して、翌日の朝7時30分に切り忘れていたスマホのアラームが爆音で流れてしまったんです。それが金爆の『ホテルラブ』という曲でした。
曲の冒頭から、爆音で「ラブラブラブラブ、ホテルラ~ブ!!!!♪」と鬼龍院(翔)さん(※Vo-karu=ボーカル担当)の歌声が流れ始めて、彼が目を覚ましてしまい『え、何かスゴイ音楽だね、大丈夫?』とドン引きされていました(苦笑)。
実はそれまで、お嬢さんキャラを演じていたので、『こういう曲も聴く子だったんだね……』と言われて『やっちゃった』という感じでした。よりによって『ホテルラブ』だったので、『この子そんなに俺とラブホに行きたかったんだ』とか思われていたらイタい女ですよね」(Aさん)
Aさんはその後、この男性と付き合うも2か月で交際が終了したという。またファン暦7年のOL・Bさん(26歳)も“自爆”したひとりだ。
「気になっていた会社員の男性と一緒にカラオケに行った時に、彼が『女々しくて』を歌い出して、隠していた“金爆ギャ”(※金爆ファンのバンギャル)の血が騒いでしまったんです。私も負けじと十八番の『トラウマキャバ嬢』を熱唱したところ、彼が『ゴールデンボンバーってこんな曲もあるんだ、Bちゃん、歌い慣れてるね』と褒めてくれました。
テンションが上がってしまい、思わず『昔、キャバで働いてる時によく歌ってたからね』と言ってしまったんです(笑い)。彼にはキャバクラで働いていたことは隠していたので、一瞬場が凍りついていました」(Bさん)