普通の国語辞書にこそ載っていないが、広く国民に知られている日本語の数々。それらはいったいどのように生まれ、全国に伝播していったのか。
パートナーの男性を出世させる女性を指す言葉で、最近ではニューヨーク・ヤンキースで活躍する田中将大投手の妻・里田まいを評価する言葉としてよく使われている「あげまん」。
ちなみに、あげまんの「まん」、実は全く違う由来があるのだという。
東京経済大学准教授の澁谷知美氏によると、1990年に伊丹十三監督の同名の映画が公開され一気に市民権を得たこの言葉、運やツキを意味する「間」を上げる「上げ間」からきているという説が有力だという。
※週刊ポスト2014年6月13日号