【書籍紹介】『ウィニー・ザ・プー』A・A・ミルン 阿川佐和子・訳/新潮社/1404円
石井桃子の訳で長く親しまれてきた「クマのプーさん」が、阿川佐和子の新訳で登場。木の上のハチミツを採るため、ロビン少年から風船を借りる。食べすぎで、ウサギの家から出られなくなる。ロバのイーヨーのしっぽを探す…といったプーさんの日常が、楽しい言葉遊びと上質のユーモアを通して描かれていく。今やディズニー・アニメのイメージが強くなっているが、本書を読むと、プーさんの新たな魅力を発見できる。
※女性セブン2014年6月19日号