韓国史上最大の悲劇となってしまった、今年4月に起きた大型旅客船セウォル号沈没事故。犠牲者の多くが修学旅行に向かう高校生であったことに加え、海運会社や政府が起こした人災とも呼べる事故原因に、韓国国民は衝撃を受け、国全体に自粛ムードが蔓延している。
この痛ましい事故は、音楽市場にも大きなダメージを与えた、と韓国大衆文化ジャーナリストでK-POPに詳しい古家正亨(ふるやまさゆき)さんはいう。
「6月のワールドカップの期間、韓国はサッカー一色になってしまうので、多くのアイドルたちが4~5月にカムバック(新曲リリース)を予定していました。ところが、事故後1か月間は音楽業界が完全にストップ。カムバックは見送られ、音楽番組やイベントはすべて中止になりました」
※女性セブン2014年6月19日号