中高時代を“地味”に過ごしてきた人が大学入学を機にキャラを変え、リア充へと転身を遂げるという「大学デビュー」。そんな「大学デビュー」を果たした女子と付き合ったことがきっかけで、「ますます恋愛が面倒くさくなった」と話すのは、自称・草食系サブカル男子のアキラさん(22歳・私立大学生)だ。
「大学に入ってから始めて付き合った彼女が“大学デビュー系女子”でした。僕が音楽好きなのを知った彼女が、『アキラ君の好きなアーティスト教えて』と言ってきたので、全く音楽に興味がない彼女を気遣って『Perfumeとサカナクションが好き』だと紹介しました。
それから4日後にデートした時、『Perfumeとサカナクション、全部CD借りて聴いたよ!』とドヤ顔で語り始めたんです。なんと俺よりも詳しくなっていて、『ごめん、その曲は知らないわ(苦笑)』、『え、この曲スゴイ名曲なのに知らないの?』という微妙な感じになってしまいました」(アキラさん)
その後も彼氏の趣味を一生懸命共有しようとする彼女の姿に、徐々に疲れてしまったというアキラさん。彼の目に彼女は次のように映ったという。
「まるで映画『モテキ』に登場する麻生久美子というか(笑い)。『あなたの好きな音楽、私も詳しくなるし、悪いところがあれば全部直すから!』みたいな感じですね。
恋愛下手で、あまりに必死に好かれようとしている“大学デビュー感”が痛くて温度差を感じてしまい、恋愛がますます面倒くさくなってしまいました。その後、彼女とはすぐに別れました」
もちろん、自分の彼女が自分の趣味に興味を持ってくれるのは、とてもありがたいこと。とはいえ、それも度が過ぎると、空回ってしまうこともあるようだ。