優勝候補の一角、フランス代表の攻撃の中心、フランク・リベリ(31)は、激しいプレーに定評がある。そんな“闘将”に2010年、「未成年買春の常連だった」とのスキャンダルが持ち上がった。幸い関係していた女性が成人していたことがわかって罪には問われなかったが、相手が本当に未成年だったら、リベリは3年間の禁固か4万5000ユーロ(約630万円)の罰金を科せられるところだった。この問題では同じくフランス代表のFW、カリム・ベンゼマ(26)も現場に居合わせていたと報じられている。
イングランド代表FWのウェイン・ルーニー(28)も2009年、「娼婦館に入り浸りになっている」と、買春疑惑がイギリスの大衆紙に書き立てられている。スターはこうしたスキャンダルに事欠かない。
翻って日本代表はどうか。ルーニーとマンチェスター・ユナイテッドのチームメート・香川真司(25)は今年3月、イギリスの大衆紙サンに、アダルトサイトで知り合った金髪セクシー女性と「フェイスタイム(テレビ電話)で大人の会話を楽しんだ」と報じられた。相手女性は「一度だけ脱いで、黒いブラと下着姿を見せた」と告白。さらに香川が変顔や自宅の様子、散髪シーンの動画などを送ったことなども暴露した。
この報道に、日本代表の切り札と期待され、香川の兄貴分に当たる大久保嘉人(32)は、「バカでしょ……」と言いつつ、「(人気選手の)宿命でしょう。真司がそこまですごい選手になったということですよ。トッププレーヤーと言われる人はみんな書かれている。悪いことじゃない」とフォローするコメント。
だが、スキャンダルとしてはいかにも小粒だ。香川が世界のトップに肩を並べるのはまだまだ先か。
※週刊ポスト2014年6月20日号