1か月の長丁場になるワールドカップ。体力が有り余っている選手たちが精力をもてあますのは間違いないが、かつては大会期間中のセックスは「サッカーへの集中力がなくなる」などの理由でNGとされてきた。
ただし、アルゼンチンのカリスマ、ディエゴ・マラドーナ(53)だけは別格で、「アルゼンチン代表はセックスNGだったが、マラドーナは神様のような存在だったので、誰にもとがめられずにやりたい放題だった」(同前)という。
しかし、かつてマラドーナと交際していた女性は、「彼はセックス面ではたいしたことはなかったわ」と暴露。ベッドでは“神の手”は使えなかったようだ。
だが、世界の潮流は徐々に“セックス解禁”に向かう。1994年米国大会の時には、イスラエルの性科学者が「過度の禁欲はかえってよくない。GKとDFは3日前、FWは6日前のセックスが適当」と発表。1998年フランス大会では、女性との面会を禁じられたベルギー代表選手が「W杯に必要なのは、スパイクとダッチワイフ」と発言し、物議をかもした。
「その後、しだいに“女性との適度な接触はプラスになる”と考えられるようになりました。ヨーロッパでは10年以上前から基本的にOKになり、イタリアやフランスのように家族や恋人を呼ぶことを認めている国もあります」(同前)
とはいえ、売春婦などを相手にすることはどのチームもNGで、2011年にはコパ・アメリカ(南米選手権)直前にメキシコ代表の8選手が、ホテルに売春婦を連れ込んだことを理由にチームを追放される事件も起きている。
※週刊ポスト2014年6月20日号