誰しも好きなドラマや映画があるだろうが、それに影響されすぎてしまうのは困りもの。愛知県に住む女性Sさん(31才)は、夫(45才)があるドラマを好きすぎて困っているという。
* * *
14才年上の夫は、テレビドラマ『北の国から』の大ファン。結婚したばかりのときに、私が一度も見たことがないと言うと、古いビデオテープで全巻見せられ、「おもしろい」と言ったが最後、旅行先は北海道以外の選択肢はなし。
ま、旅行なんか年に何回も行かないからいいけど、近所のラーメン店に入っただけでスイッチが入っちゃう。
「ラーメンといえばさ、札幌。札幌といえば…」って、何が何でも北海道、そしてドラマの名シーンに話をもってく強引さ。
私が無視してようがおかまいなしで、名シーンをセリフ丸暗記していて再現するのよ。蛍(長女)が夜、キタキツネを呼ぶシーンなんか、何回聞かされたか…。
でも、今いちばん困ってるのは、私のお腹の子の名前なの。名づけの話になると夫は決まって目を輝かせて、「ひとり目は男の子で『純』。次は女の子で『蛍』だな」って言って譲らないのよ。
いい加減、話を合わせてるのも限界かも。
※女性セブン2014年6月26日号