芸能

堺正章 「施設に行ってもいい」と言う継母の在宅介護を望む

 近ごろ、堺正章(67才)の自宅近くでは、こんな話が囁かれているという。近所の住民は言う。

「堺さん夫婦はよく一緒に愛犬を散歩させたりしていたんですが、ここ1年くらい一緒にいらっしゃるところをお見かけしていないんです。奥さんは自宅の近くにある花店でお見かけしたことがあるのですが、何かあったんでしょうかね?」

 2011年8月、22才年下の元モデル・A子さんと再々婚した堺。新妻が出て行ったということもなさそうだし、『新チューボーですよ!』(TBS系)など出演番組を見る限り、体調に問題があるとも思えない。そこで取材を続けていくと、重要な証言を聞くことができた。

「堺さんと奥さんは新婚当時のまま仲よくやってますよ。でも最近、堺さんのお母さんの体調がすぐれないそうで、介護に時間を取られているみたいなんです」(芸能関係者)

 堺の母・B子さん(87才)は堺夫妻と同じ2世帯住宅に暮らしている。実はB子さんは継母で、実母は堺が18才の時に病死している。

 堺の父・駿二さん(享年54)は「喜劇の神様」と称された昭和の名喜劇俳優。B子さんとは妻が亡くなった3年後にお見合いで知り合い結婚した。しかし、結婚からわずか1年半後に駿二さんが脳出血で急死してしまう。突然の夫の死にふさぎこむB子さんに堺はこんな言葉をかけた。「お母さん、ぼくと一緒に東京へ越してください」。堺は当時住んでいた埼玉県内の一戸建てから都内へと引っ越すと、一家の大黒柱となっていった。

 そして前述のとおり、堺は8年間の交際を実らせてA子さんと再々婚を決める。

「堺さんは2度離婚している上に、(前妻の)岡田(美里)さんとの間に2人の娘さんがいることから、結婚には消極的だったんです。ですが、お母さんが高齢のためか少しもの忘れが多くなり体調に不安を抱えていて、家庭のことを奥さんに任せたい気持ちもあって結婚することになったんです」(前出・芸能関係者)

 いつだって自分のことをいちばんに考えてくれる息子に、B子さんは嬉しくないはずはないが、3度目の結婚となる今回、彼女は複雑な気持ちを抱いていた。

「堺さんがA子さんと結婚するときお母さんは、“私、施設に行ったっていいのよ”って言ったと聞きました。堺さんには自分のことより奥さんとの生活を大切にしてほしいと思ってるようなんです。でも、堺さんは自分で最期まで面倒を見たいと思っているそうで、“何言ってんの!”って怒ったそうなんです」(B子さんの知人)

 そうして新妻を迎えての生活が始まったが、すぐに異変が起きてしまう。

「1年ほど前、お母さんが家の中で転んで、大腿骨を骨折してしまったんです。退院してからリハビリも行っていたんですが、まっすぐ歩くのが難しくなってしまい、あまり出歩くこともできなくなってしまいました」(前出・B子さんの知人)

 堺はヘルパーの手を借りながら介護に努め、A子さんもまた、家事や飼い犬の世話、そしてB子さんの心が安まるようにと、花を買うことも欠かさない。

「結婚する前から、堺さんからいずれは介護することになることは聞かされていたし、A子さんはこの時が来るのを充分覚悟していました。でも、お母さんが歩くのが不自由になって、堺さんが付きっきりで介護にあたるようになると、お母さんの方が“これ以上家族に迷惑をかけるのは絶対に嫌! 在宅介護で家族関係を壊したくない”と堺さんに何度も強く言い始めたんです。お母さんは少し前からどんな施設がいいか見て回ったりもしているそうですよ」(前出・芸能関係者)

※女性セブン2014年6月26日号

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