梅雨入り後、ジメジメとイヤ~な天気が続く6月。しかし、お金を貯めるには、絶好の“晴れマーク”が灯っている。家計再生コンサルタント・横山光昭さんが言う。
「実は、1年間で支出が最も穏やかなのが6月なんです。例えば、新年度を迎える4月は交際費などの出費が増えるし、5月はゴールデンウイークの出費や自動車税の納付などで数万円単位の臨時のお金がかかる。7~8月になると、レジャー費がかかってきます。
それに比べると、6月はイベントによる臨時出費が少ない。雨がよく降り、祝日もないので、レジャーの出費も少なくなる。しかも、ボーナスが出る。腰をすえてお金を貯めるには絶好のチャンスです」
確かに、最新の総務省「家計調査」(2013年)を見ると、1世帯における1年間の平均貯金額約89万円のうち、なんと3割の約26万円が6月の1か月で貯まっている。
「特に今年は消費税アップもあり、家計は4~5月と苦しかったはず。このまま“貧乏母さん”で1年を過ごすのか、それとも“金持ち母さん”に生まれ変わるか? 分岐点の6月に節約の本腰を入れるべきです」(前出・横山さん)
※女性セブン2014年6月26日号