《来月出産を控え本格的に産休に入ることとなりましたが、番組には産休制度がないとのことでプロデューサー様よりこれを機に「卒業」というお言葉をいただきました》
6月9日、医師でタレントの友利新(ともり・あらた/36才)は、《スッキリ‼》と題し、自らのブログにそう綴った。
沖縄県出身の友利は、都内の病院に医師として勤務していた2004年に、『第36回ミス日本コンテスト』で「準ミス日本」に輝き、タレント活動をスタートさせ、『スッキリ‼』(日本テレビ系)や『駆け込みドクター』(TBS系)などに、レギュラーコメンテーターとして出演している。
出産予定の7月に向け、レギュラー出演している番組を、次々と“産休”に入っている友利。各番組が出産後の復帰を約束するなか、『スッキリ‼』だけは冒頭で述べたように認めてくれなかったようだ。労働経済ジャーナリスト・小林美希さんがこう話す。
「出産後も職場復帰し仕事を続ける女性は増加していますが、いまだに“子供ができたら女性は仕事を辞めて家庭に入るべき”という考えも根強く残っていて、産休・育休に対する理解の少ない職場も多いのも事実です。なかには、産休から復帰するも閑職に異動させられたり、退職を迫るなど“マタハラ=マタニティハラスメント”に至るケースもあります」
もちろん、タレントの友利の場合、一般企業と事情は違うが、それでも番組を卒業させられたわけだから、彼女が“マタハラ”と感じたとしても不思議ではない。
《個人的な我儘を言わせていただけるのであれば、出産後「母」になってもまた出演させて頂きたかった…というのが、本音ですが(中略)
追伸:その他のレギュラー番組は、産休を頂き復帰する予定です》
同番組の出演者やスタッフへの感謝の気持ちも綴られていたが、「『スッキリ‼』だけが産休をくれなかった」ともとれるこの言葉は、彼女のスッキリしない気持ちを物語っている。
※女性セブン2014年7月3日号