“体が軽くなった”“肌ツヤが良くなった”など効果を実感しやすい、とウワサの“週末プチ断食”。『イシハラクリニック』副院長で著書に『これがホントの毒出しダイエット』(主婦の友社)などがある医師の石原新菜さんはこう話す。
「とにかく現代人は食べ過ぎ。常に胃腸に負担がかかっている状態なので、胃腸を休めるためにも、“プチ断食”はおすすめです」(石原新菜さん、以下「」内同)
プチ断食とは、朝だけや1~2日間だけなど、短い期間、食事を制限するデトックス法。施設などで行なう本格的なものではなく、自宅に居ながら週末を利用して行なう“週末プチ断食”が、最近注目されている。
「週末だけでも、体は確実にリセットされます。断食中の1日の摂取カロリーは500~800kcalを目安に。水やお茶、炭酸水などゼロカロリーの飲料はどれだけ飲んでも構いません。さらに、半身浴などでどんどん汗を流し、老廃物を体の外に出しましょう。プチ断食は体重が落ちるだけでなく、体の本来の機能を甦らせて、体調を整える効果も期待できますよ」
断食をする際のルールは以下のとおり。
●朝・昼・夜は野菜ジュースを飲む
●おやつに梅干し&黒糖を食べてOK
●3日目から回復食。おかゆを食べる
石原さんが提唱する野菜ジュースのプチ断食を、本誌記者が体験。2日間、にんじん2本×りんご1個で作った野菜ジュースを、朝・昼・夜、食事代わりに飲む。
「1日に必要なビタミン約30種類とミネラル100種類が1回で摂れます。野菜の繊維が残っていると胃腸に負担がかかるので、ジュースはジューサーで作りましょう」
一回にできる野菜ジュースは約500ml。これを一食分として飲むので、想像以上にお腹がいっぱいになり、しかも意外と腹持ちがいい。
しかしそうは言っても、午後になるとお腹がぐーっと鳴り、味の濃いものが食べたくなる…。そんな時は梅干しを一粒!
そして石原さんの提唱通り、近所をウォーキングしたり、ホットヨガに行ってみたりした。食べていないのに体を動かして平気かと最初は心配したけど、むしろ体が軽いのでいつもより動きやすい! 結果、2日目から徐々に体重が減り、断食終了後には1.6kg減を達成した。
※女性セブン2014年7月3日号