芸能

大石静「旅先で好きな男なら許せても同性だと気になる」こと

謎の美女が表紙を飾る『octo∞』

 1964年公開の映画『月曜日のユカ』出演時の加賀まりこ(当時20才!)が表紙を飾る新雑誌『octo∞』(オクトアクティブエイジング)。50代以上の女性をターゲットにしたこの雑誌では、「あなたに旅友はいますか?」と題して、50代女性のリアルな旅事情に迫っている。

  同特集では、NHKの朝ドラ『ふたりっ子』(1996年)や、大河ドラマ『功名が辻』(2006年)、鈴木京香主演で話題を呼んだ『セカンドバージン』(2010年)などを手がけた脚本家・大石静さんが、自身の旅に関する思い出や考え方を語っている。仕事でも旅をする機会があるという大石さんは、どんな旅が印象に残っているのだろうか?

  * * *

 仕事の旅で印象に残っているのはハンガリーです。雑誌の取材でしたが、ブダペストもすばらしかったし、世界有数の甘口ワインの産地トカイもすばらしかった。トカイは神様に選ばれた土地といった感じで、樽を作る老職人など、年齢を重ねた人たちがすごく尊敬されている。古い街並みが残っていたのも、素敵でした。

  編集者やカメラマン、通訳など同行者と波長が合い、いいチームだったことも、旅の思い出をよくしているのでしょう。とくに海外の場合、一緒にいる時間が長くなるので、どんな人と旅をするかで旅の印象が大きく変わります。

  これは友人とのプライベートな旅も同じです。部屋をシェアするとなると、バスルームの使い方や寝る時間など、些細なことが苛立ちの原因になりかねない。なんで洗面台の周りを拭かないのか、バスタブに髪の毛が残ったままだとか──同じことを好きな男がやったら、「しょうがない」と許せても、同性の友人だと、気になってしまう。

  その揚げ句、こんな人だったのかとがっかりしたり、旅の途中で気まずくなったりしたら、元も子もありません。若い時なら気にならなかったことも、大人になると気になってしまうことってあるでしょう? 友人と長時間の旅に出るのは、すごく危険が伴うことなんですよね。

  もしプライベートで誰かと一緒に旅をするとしたら、カレシがいいですね。女としてもう一花咲かせて、好きな人と何か新しいものを見たりできたら…。私には夫がいるので最近のテーマは、「早く未亡人になりたい」です(笑い)。

関連キーワード

関連記事

トピックス

歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン