沢尻エリカ(28才)が主演を務めるドラマ『ファースト・クラス』(フジテレビ系)で話題のマウンティング。『女は笑顔で殴りあう マウンティング女子の実態』(筑摩書房刊、瀧波ユカリ氏共著)著者の犬山紙子さんは、「マウンティングとは、女性同士が相手を羨ましいと褒めて、自分を自虐しながら・その分野では私が上よ”とオブラートに包んだ言葉でアピールすることを指します」と解説する。
48才専業主婦は夫の学歴によるマウンティング体験をこう語る。
「私の夫は自宅で開業する耳鼻科医。息子の小学校のPTAの集まりで、同じく旦那が医師のママ友が話しかけてきたんです」
そして、こう言われたという。
「旦那さんが開業医なんて、ホントうらやましい。うちの旦那は開業する気がないみたい。なんでも大学の先輩でもある院長から『次の医局長はお前だ』とか言われちゃったみたいで、もう大忙しなの。今年の夏休みはお休みなさそうだから、息子とハワイでも行ってこようかな~」
この女性はこの発言に対し、「えぇ、そうでした。私の夫は三流私立大学医学部卒のしがない町医者ですが、あなたの旦那は国立大学医学部卒で大学病院の出世頭でいらっしゃるものね」と感想を述べた。この戦いは、国立大卒・勤務医に軍配が上がったようである。
また、夫のデキによる妻のマウンティングは高校の同窓会でも勃発。楽しいはずの20年ぶりの再開が静かなる戦いの場になる。とある主婦・A子さんが語る。
「高校の同窓会で20年ぶりに昔の友達と再会。そこでB子さんがマウンティングを仕掛けてきたんです…」
B子「聞いたわよ~。旦那様は慶応大卒の社長さんなんですって? IT系だっていうじゃない」
A子「そうなの。休日に社長仲間たちとつきあいの飲み会やゴルフもあって家にいないことが多いのよ。私はそのおかげで自由にさせてもらっているけどね(内心:社長夫人は優雅なものよ)」
B子「いいわねぇ。私の夫なんてホラ、友達っていえば今は政治家になった○○さんとか、●●さんとか。あとは財務省とか外務省の官僚ばっかりで地味なのよね~(うちの夫は東大卒のキャリア官僚よ!)」
このバトルでは、東大卒・官僚妻が優位に立ったようだ。
※女性セブン2014年7月3日号