北は北海道から南は長崎県まで、全国23か所を巡るツアーを5月末に終えたばかりの玉置浩二(55才)。しかしその陰で、妻・青田典子(46才)はこのツアーを、拝むような気持ちで見守っていた。ある音楽関係者がこう語る。
「最近の玉置さん、公演の開始前になると感情の起伏が激しくなるんです。突然、ギター片手に歌い出したと思ったら、一転、理由もなく不機嫌になって怒鳴り散らして、“もう今日の公演やめた!”なんて言い出す。控室では、これが毎回のように起きるので、無事に公演が行われるか、青田さんはいつもヒヤヒヤしていました」
そもそも2010年7月の結婚以来、青田は玉置の奇っ怪な行動に悩み続けてきた。青田の知人はその状況をこのように語る。
「朝4時に起きて、いきなり“今から北海道行くぞ!”と言い出し、彼女がついて行こうとすると、なぜか途中で突然怒り出して、羽田に着く前に家に戻ったり。家の壁を叩いたり、お皿を手当たり次第に投げつけることもあったそうです。そんな玉置さんの“奇行”に悩んだ末、青田さんがオーストラリアまでヒーリングの修行に出かけたこともありました」
こうした苦悩から、やがて青田はあるひとりの男性を頼るようになる。それが、気功師の皇城煌氏(39才・すめらぎこう)だった。
皇城氏は、学生時代、偶然出合った気功でうつ病を克服したことをきっかけに気功の修行を始め、2011年に独立。その気功術は「潜在意識の扉」を開き、脳活性の気、癒しの気、モテ気など計12種の気の巡りを改善するものだという。前出の青田の知人はこう続ける。
「青田さんが皇城さんに出会ったのは2年ほど前のことです。知人の紹介で彼を訪ね、悩みを打ち明けて、玉置さんに向かって遠隔で“心を安定させる気”を送ってもらったところ、途端に玉置さんの精神が安定したというんです。当時、青田さんは喜びのあまり、“先生は本物よ!”って周囲に言い回っていたほどです」
しかし、喜んだのもつかの間、時間が経つとまた彼の奇行が始まってしまう。青田はそのたびに皇城氏の元に行き、気を送ってもらうということを繰り返していたそうだ。
そんな青田と皇城氏の関係は、今年、玉置の全国ツアーが始まってからも続いていた。青田の知人はその関係性をこう語る。
「青田さんは公演前、玉置さんの感情の起伏が激しくなるたびに、皇城さんに電話をかけて、ライブ会場の場所を伝え、遠隔で気を送ってもらっていました。すると、本当に玉置さんが落ち着くそうで…。こうして彼女はどんどん皇城さんをすがるようになっていきました…」
皇城氏を取材すると、彼は青田との面識を認めた上で、語り始めた。
「青田さんの要望で、玉置さんに“気”の注入を行うようになったのは事実です。彼は、ご存じのように感情の起伏が激しいかたなので…。青田さんから依頼があった時に玉置さんのいらっしゃる方角に向かって手をかざして送るんです。先日もコンサートの前に青田さんから依頼があって気を送りました。ちなみに玉置さん自身、私のセッションを受けており、すでに潜在意識は100%解放されています」
内助の功とはまさに、このことだろう。
※女性セブン2014年7月10日号