社内恋愛は胸キュンエピソードの宝庫。27才派遣社員が経験した、新たな職場で起こった怒り→トキメキな体験を教えてくれました。
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新しい派遣先は外資系の会社で、社員たちはファーストネームで呼び合っているんです。私はその“仲間”には入れないのですが、いつか自分も…などと、憧れていました。
なかでも、この人に呼ばれたい! というのが谷原章介似のS部長(38才)でした。仕事はできるし、品があってやさしいんです。あのバリトンボイスで名前を呼ばれたら…などと妄想しては身もだえる毎日。 そんなある日、S部長を含む社員が私たち派遣メンバーを昼食に誘ってくれたんです。店のテーブルにつくとすぐに男性社員のひとりが、「どうせ婚活に来てるんでしょ? 誰狙い? きみはいつもSを見てるよね」なんて、聞いてきたんです。
もちろん、S部長も側にいます。私は恥ずかしさと怒りのあまり「違います! 失礼します」と、その場から逃げました。
すると、なんとS部長が追いかけてきたんです。そして、「ぼくにはきみに特別な気持ちがあるんだけど」と突然の告白。頭が真っ白になりました。派遣期間が終わった今、S部長は上司ではなく、恋人として、ファーストネームで呼んでくれています。
※女性セブン2014年7月10日号