「ニホンウナギ」がレッドリスト(絶滅危惧種)に指定された。「土用の丑の日にうなぎが食べられなくなるの?」と不安に思っているかたも多いのでは。そもそも、それ以前に不漁により、鰻重を鰻専門店で食べると4000円なんてことも当たり前。だったらスーパーで安い鰻(それでも高いけど…)を買うしかない。でも、お店に比べたらやっぱりおいしくない…。
しかし、心配ご無用! 安いスーパーの蒲焼きを本格店並みにおいしくするテクニックを習得し、せっかくのうなぎをおいしく食べましょう。教えてくれたのは、養生薬膳アドバイザーの鈴木和代さんです。
■テク1:たれを熱湯で洗い流す
パック入りの場合、おいしく見せるためにたれがたっぷりかかっているので、まず温める前に熱湯をかけて洗い流すこと。熱湯で身が温まり、臭みもとれる。
■テク2:フライパンで蒸し煮にする
皮を下にして置き、同量の水で割った酒を身が半分浸る程度入れて火にかける。沸騰したらホイルを落としぶたにして弱火で約5分蒸し煮。パックに残ったたれを加え、中火で煮絡める。ふっくらフワフワで、しっとり食感に。
■テク3:オーブントースターで焼く
皮を上にしてホイルに置き、酒を塗って両面を1分ずつ焼いたら、たれを塗って身側を1分焼く。魚焼きグリルの場合は、ホイルに包んで3分ほど蒸し焼きにしてから、身にたれを。中はふっくら、香ばしく温まる。
■テク4:油で揚げ焼きにする
食べやすい大きさに切り、少量の油を強火で熱し、身を下にして入れる。1分ほど揚げ焼きに。裏に返して皮を焼きつけ、余分な油をふき取る。油っぽくならず、外はサクッ、中はふわっとなり、たれをつけずに食べるのがおすすめ。
※女性セブン2014年7月10日号