芸能

生産中止になった商品 芸能人の嘆きの声から復活する例も

再販を後押しした森山さんの推薦コメントPOPシールが目立つ

 タレントの中川翔子さんをはじめ、歌手のスガシカオさん、声優の高橋美佳子さんなどが、愛用していた「エスタック漢方『響声破笛丸料』エキス顆粒」(エスエス製薬)の生産中止を嘆いているという記事が、6月18日にRBB TODAYで掲載された。プロにとって、こうしたのどをケアする商品の生産中止は、非常に困る問題だろう。実は同様の状況から、プロの要望によって再販に至った商品があった。

 その商品は、2007年11月に発売され、2013年2月に販売を終了した「鼻・のど甜茶飴」(森下仁丹)。同商品の愛用者には、森山良子さん、由紀さおりさん・安田祥子さん姉妹、辛島美登里さん、ブランドサイトにコメントを寄せている矢野顕子さん、ソプラノ歌手の泉貴子さんなど、錚々たる顔ぶれが並ぶ。また比較的最近ファンになった有名人としては、市川海老蔵さんが挙げられる。ブログに「市村橘太郎さんからもらったよ♪」と商品写真を紹介していたが、歌舞伎関係者の噂によると、その後リピーターになっているという。

 大物歌手や舞台に関わるプロの“のどをケアする商品”が生産中止となった点で、状況は前出の記事内容とかなり近い展開。しかし一度は販売終了した「鼻・のど甜茶飴」は、今年4月に通販限定販売で復活を遂げているのだ。

 メーカーの森下仁丹に問い合わせたところ、再販のきっかけとなったのは、歌手・森山良子さんによるものだという。森山さんが、同商品を愛用する大物歌手と連名で同社の社長宛に出した、再販を切望する以下のような申し入れをしたのだ。

「この飴が私どもの歌手生活をどれほど大きく支えてきたかを語り合いました。 ~中略~ 私たちのお守りのような存在であり、『この飴なしではこの先どうする?』という状態です。なんとかまた再販売していただけますことを、こころより厚く強くお願い申し上げます」(一部抜粋)

 森下仁丹・広報担当の磯部美季さんはこう語る。

「森山さんからのお便りを受け取った社長の駒村が『のどが命の、その道のプロの方々からここまで評価していただいた以上、最大限の努力を払って販売を継続するのが、もの作りのプロである私たちの仕事でしょう』と、再販売を検討するよう指示を出しました。

 私たちも、それだけ愛着を持ってくださっていることを嬉しく思いましたし、販売の再開に向けてチャレンジしました」

関連記事

トピックス

大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《ベイビーが誕生した大谷翔平・真美子さんの“癒しの場所”が…》ハワイの25億円リゾート別荘が早くも“観光地化”する危機
NEWSポストセブン
公然わいせつで摘発された大阪のストリップ「東洋ショー劇場」が営業再開(右・Instagramより)
《大阪万博・浄化作戦の裏で…》摘発されたストリップ「天満東洋ショー劇場」が“はいてないように見えるパンツ”で対策 地元は「ストリップは芸術。『劇場を守る会』結成」
NEWSポストセブン
なんだかんだ言って「透明感」がある女優たち
沢尻エリカ、安達祐実、鈴木保奈美、そして広末涼子…いろいろなことがあっても、なんだかんだ言って「透明感」がある女優たち
女性セブン
同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン
過去の大谷翔平のバッティングデータを分析(時事通信フォト)
《ホームランは出ているけど…》大谷翔平のバッティングデータから浮かび上がる不安要素 「打球速度の減速」は“長尺バット”の影響か
週刊ポスト
電動キックボードの違反を取り締まる警察官(時事通信フォト)
《電動キックボード普及でルール違反が横行》都内の路線バス運転手が”加害者となる恐怖”を告白「渋滞をすり抜け、”バスに当て逃げ”なんて日常的に起きている」
NEWSポストセブン
16日の早朝に処分保留で釈放された広末涼子
《逮捕に感謝の声も出る》広末涼子は看護師に“蹴り”などの暴力 いま医療現場で増えている「ペイハラ」の深刻実態「酒飲んで大暴れ」「治療費踏み倒し」も
NEWSポストセブン
初めて沖縄を訪問される愛子さま(2025年3月、神奈川・横浜市。撮影/JMPA)
【愛子さま、6月に初めての沖縄訪問】両陛下と宿泊を伴う公務での地方訪問は初 上皇ご夫妻が大事にされた“沖縄へ寄り添う姿勢”を令和に継承 
女性セブン
中村七之助の熱愛が発覚
《結婚願望ナシの中村七之助がゴールイン》ナンバーワン元芸妓との入籍を決断した背景に“実母の終活”
NEWSポストセブン
松永拓也さん、真菜さん、莉子ちゃん。家族3人が笑顔で過ごしていた日々は戻らない。
【七回忌インタビュー】池袋暴走事故遺族・松永拓也さん。「3人で住んでいた部屋を改装し一歩ずつ」事故から6年経った現在地
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で天皇皇后両陛下を出迎えた女優の藤原紀香(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《天皇皇后両陛下を出迎え》藤原紀香、万博での白ワイドパンツ&着物スタイルで見せた「梨園の妻」としての凜とした姿 
NEWSポストセブン
“極度の肥満”であるマイケル・タンジ死刑囚のが執行された(米フロリダ州矯正局HPより)
《肥満を理由に死刑執行停止を要求》「骨付き豚肉、ベーコン、アイス…」ついに執行されたマイケル・タンジ死刑囚の“最期の晩餐”と“今際のことば”【米国で進む執行】
NEWSポストセブン