「“友”という字は、同じ方向を向いた2つの手が合わさった象形文字から来ています。ぼくら5人が出会い、今の嵐になれた理由も、この“友”という字の由来にあります。一緒に経験を重ねて、同じ夢を追いかけてきたから、嵐は嵐になれたんです…」
嵐・大野智がしんみりとこう語ったのは、6月29日に東京ドームで開催された、嵐のメンバーが先生となってファンに向けて授業を繰り広げる毎年恒例の『嵐のワクワク学校』での一コマだった。
今回のイベントのテーマは「友情」。二宮和也(31才)、櫻井翔(32才)、相葉雅紀(31才)、松本潤(30才)、そして大野と、メンバーはそれぞれ、友達と力を合わせることの大切さや上手に友達を作る方法、そして友達と一緒にお弁当を食べる楽しさまで、ファンに楽しく講義した。
メンバーの中で最後に教壇に立ったのが大野先生。冒頭の言葉に続けて、おもむろに“手紙”を広げ始めたのだった。
「ぼくの授業テーマは『嵐の友情』です」
と、彼はメンバー全員に宛てた手紙を朗読し始めた。たとえば、相葉に宛てた手紙では、2009年の10周年ライブの後、ホテルで相葉が大野の部屋を訪ねてきた時の「号泣サシ飲み」の話が披露された。
「この“号泣サシ飲み”の発端は、ライブの打ち上げ後、松潤が、“リーダーの部屋で、5人で飲み直そうよ”と提案したことだったんです。でも、すぐに大野くんの部屋に来たのは相葉くんだけで、当の松潤は部屋に戻ったら寝てしまい、ニノは自分の部屋で大野くんからの連絡をひたすら待ち続け、マッサージを終えた翔くんが遅れて行くと、すでに2人は手紙のように号泣していたので、ドン引きしたそうです(笑い)」(芸能関係者)
大野から相葉への手紙には、こう書かれていたという。
《覚えていますか、相葉ちゃん。あれは今から5年ほど前、10周年ライブの後で起きたことです。ホテルに戻り、僕の部屋にみんなで集合しようと思ったとき真っ先に来てくれたのが相葉ちゃんでした。
相葉ちゃんは部屋に来るなり、『飲もうよ!』と言い、まだみんなが揃う前に2人で乾杯しましたね。2人で10年たったねー!よかったねー!なんて言いながらそれまでの道のりを振り返っていたら、相葉ちゃんは『リーダーに会えてよかった』って泣き出しちゃったんです。そしたら僕もつられて泣いてしまいました。2人でめちゃめちゃ顔を近づけながら『嵐でよかった』って号泣しちゃいましたね。
そしたらそこに翔くんが入って来て、僕らの様子をみてめちゃめちゃ引いてました。今では笑い話ですが、ホテルの部屋で、これまでの道のりを振り返り共に(涙を)流したあの時、僕らはいっそう友情を深めることができたと、私は思います。相葉ちゃん、そしてメンバーの皆、いつも、どんなときも一緒にいてくれてありがとう。これからもよろしくお願いします》
※女性セブン2014年7月17日号