7月2日放送のバラエティ番組「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)に、SMAPの草なぎ剛(39歳)が出演。番組中のコーナー「ホンマでっか!?人生相談」で、「僕は人を愛すことができません」と悩みを打ち明けた。
9日で40歳になる草なぎは、「もしかしたら本当に人を愛することが出来ないんじゃないかなと思って…」。恋愛経験はあると答えたものの、自身はタレントであるため、「『もう一人の自分』を気にして、ぶっちゃけ『この方と付き合ったらどう見えてるのかな』と思う」と告白。そして、「(そう思う)こと自体、本当に愛してないんじゃないかな」と悩んでいる様子をあらわにした。
最近は、人生で一番“愛って何かな”と考えていると明かし、「好きという気持ちだけで結婚できないんじゃないかな」などと、結婚に対する思いを吐露。早く結婚したいのかどうかもわからないという。
そんな草なぎに対し、専門家らは、「価値観の合う女性と結婚すると愛は後からついてくる」とし、「家族を持つことで愛する気持ちが生まれる」とアドバイスしていたが――。
ツイッター上には、
「草なぎさんの気持ちがすごいわかる」
「勝手ながら共感出来るな。 人間(女性)を愛すとか良く分からない」
「草なぎ中居の結婚観恋愛観が凄く理解できちゃう私はやっぱり結婚が遠いな~(笑)」
「価値観が合う女性となかなか逢うのが難しいでしょうが!と言いたい!」
など、草なぎの気持ちがわかるという声が多数投稿されている。また、価値観が合う人を愛するようになるものなので、このアドバイスはピンとこない人も多かったようだ。
都内の金融機関に務め、30代にして部長と、エリートコースをひた走るTさん(39歳男性・独身)は、
「結婚の“本来の意味”を考えた時、子孫を残すことを求められなかったり、そういう欲望がなければ、結婚しない人が増えてもおかしくない。むしろ、今から産んだら、自分たちでさえ高齢者を支えるためにものすごい負担がのしかかっているのに、さらに負担が増えるわけでしょ。固定資産も興味ないし、いろんなものを背負いたくない」
と話す。また、大手メーカーでキャリアを積むSさん(40歳女性・独身)は、
「今のアラフォーは、子供のころ受験戦争まっただ中で、“女性も、一人で生きられるように”とスパルタ教育を受けた世代。そして親が口うるさくて、なんとなくそれに従っちゃう“いい子”が多いのも、世代の特徴かも。親が、“娘夫婦が外からどう見えるか”っていうのを気にするんですよね。私も以前、結婚しようと思っていた相手を親に紹介したら、親の猛反対にあったことがあります。学歴が低かったのがイヤだったみたい。まあ、結局破局したんですが…」
と分析する。
「結婚とかじゃなくて、60歳くらいになって、同世代ばっかり集めたシェアハウスがあったら、住みたいですね。老人ホームじゃなくて、老人シェアハウスみたいな」(前出・Tさん)
結婚するのもしないのも一つの選択といってしまえばそれまでだが、「結婚しない」と決めたり、「ぼっち」を良しとするわけでもないのが、今のアラフォーの特徴。今後新しい社会生活の形が、生まれるのかもしれない。