芸能

“世界一垣根低いフェス”の『風とロック芋煮会』主催者語る

 夏フェスの季節が到来。でも、夏フェスって若い人向けのイベントでしょう?と敬遠していたら大間違い。リピーターには家族連れや大人の女性も多く、なかには10年以上通っている人も。

 故郷・福島で2009年から毎年、フェスとして『風とロック芋煮会』を開催する箭内道彦(やないみちひこ)さんはこう語る。

「人間、どこかで大声で歌ったり、はしゃいだり、思いっきり泣いたりする場所が必要だと思ったんです。ぼくたちが目指すフェスは、町内会のお祭り。日本は昔から町内などに祭りがあって、地元の人はそれを毎年、楽しみにして、体中痛くなっても大きな声を出して神輿を担いだりしてきた。でも、地元を離れ、都会暮らしをするとなかなかそういう場に触れることがない。そんな役割をぼくたちのフェスが果たせたらと思って」(箭内さん・以下同)

 箭内さんは自ら主催するフェスを「世界一、観客とアーティストの垣根が低い」と自負する。

「会場内を、アーティストがうろうろしていますし、彼らと一緒に参加できるイベントもたくさんあります。今年は、元プロ野球選手の古田敦也さんを迎えて、出演者とお客さんとで野球大会をしますが、音楽以外のことも楽しめるのがフェスの魅力。名前に芋煮会とつけているのも、いろんな考えの人がいて、それを一緒の鍋で煮込めばおいしくなるという思いもあるから。“音楽を聴かないとダメ”という考えは捨てて、お祭り感覚で来てほしいですね」

※女性セブン2014年7月17日号

関連キーワード

トピックス

10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン