この約10年間に、近畿圏で資産家の高齢男性が次々と不審死を遂げている「関西資産家連続不審死事件」。警察の捜査線上に浮上したのは、死亡した男性たちと交際および婚姻関係にあった67歳女性・A子さんだった。事件を詳報してきた週刊ポストが、7月7日発売の同誌7月18日号で、A子さんへのインタビューを掲載している。
A子さんの周囲で発生した死亡案件については、1994年に大阪で最初の夫・Bさんが54歳で死亡。兵庫で2006年に2番目の夫・Cさんが69歳で死亡、大阪で2008年に3番目の夫・Dさんが75歳で死亡、そして2013年に、4番目の夫のEさんが死亡したものがある。さらにEさんと結婚する前に交際していたF、GさんもA子さんと知り合ってから短期間のうちに亡くなっていたことがわかっている。A子さんは実に6人もの身近な男性の死を見てきたことになる。
週刊ポストの取材に対し、A子さんは、かけられる疑いを一貫して濡れ衣だと主張している。
「なんで私がやるんですか。そんなことをしたら、1000%私が疑われるじゃないですか。そんなん小学生だってわかります。私はそこまでボケてませんよ。それをあえて私がしますか? 何のメリットがあるの?」
このように、6人の男性の死と自身の関係については否定したが、詳細な説明を求めると答えをはぐらかす場面もあった。