野外で開催されることが多く、一度にたくさんの人が集まるフェスにはハプニングがつきもの。フェス常連者が会場で実際に遭遇した忘れられない事件を集めてみたら、あっちにもこっちにも…。
33才・ふじっこさんは野外ならではのトラブルをこう語る。
「2000年の『ロック・イン・ジャパン・フェスティバル』では、台風が直撃して、大トリだった中村一義(39才)のステージがまさかの中止! フェス初参加だった私は、雨具の装備がなく、全身びしょ濡れ。忘れられないフェスデビューになりました」
『フジロック・フェスティバル』も記念すべき第1回は台風が直撃。1日目から豪雨に見舞われ、2日目はあえなく中止という事態に。特に山で開催されるフェスは天気が崩れやすく、予報は晴れでもカッパやウインドブレーカーなどの雨具は必須。レインブーツもあると◎。
また、フェスの目玉として、多くの熱いオファーを受ける永ちゃんこと矢沢永吉(64才)にまつわるエピソード。35才のケイちゃんはこう振り返ります。
「動きやすいカジュアルなTシャツに短パンが王道のフェスファッション。ところが、永ちゃん出演の年は、リーゼントに白いジャケット、グラサン、というゴリゴリの永ちゃんファンがあちこちで徒党を組み、会場は異様な雰囲気に(笑い)。
永ちゃんの“アー! ハー!”という歌声に合わせ、YAZAWAひと筋の兄貴たちが、タオルを天高く投げると、普通の観客たちも見よう見まねでタオルを投げて…。色とりどりのタオルが息ぴったりに宙を舞い、会場はものすごい一体感。華麗にマイクスタンドを蹴り上げるパフォーマンスに酔いしれ、永ちゃんファンになっちゃった。よろしく~♪」
矢沢は今年のサマーソニック大阪への参加も決定。熱いステージは、見逃せないっ!
さらに、『ロック・イン・ジャパンフェスティバル 2005』でのこと。38才のテルちゃんが語ってくれました。
「過激なパフォーマンスで有名な銀杏BOYZのボーカルが、演奏するうちにだんだんヒートアップしてステージ上で脱ぎ始め、ついに全裸に! ステージ終了後、警察がきて、書類送検されたみたい。衝撃すぎて驚いたけど、まさにロックンロールを感じる貴重なステージに立ち会った夏でした」
この事件は、銀杏BOYZのオフィシャルサイトでも紹介され、今でも語り継がれる夏の伝説になっている。
※女性セブン2014年7月17日